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CIVIL 作成 編集

[Civil] SPCで作成した任意形状の断面を鋼部材の設計に使用したいです。

質問

SPCで作成した任意形状の断面を鋼部材の設計に使用したいです。

 

回答

設計ができる任意形状の鋼断面を作成するには、SPC (ツール> 断面性能計算(SPC))で断面特性を計算した後、断面データをsecファイルに書き出してCivil本体で読み込みます 。

 SPCで設計ができる任意形状の鋼断面を作成する手順は次の通りです。

 

1. 断面形状の作成

SPCで直接断面形状を作成することもできますが、使用者様がCADの操作が慣れていれば、CADで作成した形状をDXFファイルとして読み込むことも可能です。

(File > Import > AutoCAD DXF)

 

2. 断面厚さの定義

Line Typeの断面のプロパティを計算するには、断面の厚さ情報が必要です。

Model> Curve> Change Width

 

3. 閉合断面の定義

自由突出板と補剛材を除いた閉合断面を定義します。 閉合断面はせん断流れやせん断応力を計算する際に使用されます。

(Model > Curve > Closed Loop > Register)

 

4. 断面タイプと名前の定義

断面のタイプと名前を定義します。 このとき、上図のように Calculate Properties Now オプションを選択すると、断面 タイプと名前を定義すると同時に断面特性を計算します。

(Model > Section > Generate)

 

5.鋼断面設計グループの定義

 SPCで定義した鋼断面設計グループを利用して、鋼部材の曲げ引張応力度、曲げ圧縮応力度、自由突出板や両縁支持板と補剛板の局部座屈に対する応力度の検討を行います。

(Model > Section > Steel Design Group > Generate)

(Model > Section > Steel Design Group > Add)

 

6. secファイルの生成

Civil で読み込める断面データ(secファイル)を生成します。

(Model > Section > Export)

*まず、書き出す前に読み込む断面を選択します。

 

詳細な設定手順は、「 SPCを利用した鋼断面の特性計算」技術資料をご参照ください。

ちなみに、Line Typeで断面特性値を計算すると有効せん断面積が計算されません。これは断面力の計算でせん断変形が考慮されないことを意味します。

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