質問
板要素の結果における“節点位置”と“スムージング” の違いを知りたいです。
回答
板要素の断面力[応力度]オプションで節点位置は、一つの要素内での断面力[応力度]の中から最大値を表示し、スムージングは各節点に連結されている要素の断面力[応力度]を平均した値の中から最大値を表示します。
下図において要素1の節点4での結果は、“節点位置”を選択すれば4番の節点で得られた結果そのもので、“スムージング” を選択すれば、赤円で囲んだ4つの節点の結果を平均した値になります。
さらに、 “スムージング” オプションでは“アクティブ要素のみ” が使用できます。このオプションは、アクティブされている要素だけを対象に結果を平均化するものです。例えば、荷重の入力や伝達などの目的でモデル化したダミー要素があると、この部分を非アクティブにすれば、結果の平均化でこの部分の結果を除いてスムージング化できます。
通常、 “節点位置”の結果が“スムージング”の結果より大きく出ます。また、応力変化が激しい部分では、 “節点位置”と“スムージング” の結果が大きく異なる場合もあります。