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Fiber Section 作成 編集

ファイバー断面の解析結果

機能

  • 時刻歴解析によるファイバー断面の解析結果を表示します。解析結果は、ファイバー要素でモデル化された非線形の梁部材の断面力履歴、各断面セルの応力-ひずみ結果、およびファイバー状態で構成されます。

 

経路

メインメニュー:[結果]タブ > [タイプ : 時刻歴] > [時刻歴]グループ > [ファイバー断面] > [ファイバー断面の解析結果]

 

入力

ファイバー断面の解析結果 ダイアログボックス

 


要素

ファイバーでモデル化された梁要素の番号を入力します。要素内に定義されたファイバーモデルの解析結果が生成されます。

 


時刻歴解析荷重ケース

時刻歴解析荷重ケースに入力された時刻歴解析条件を選択します。

 


表示オブジェクト

断面 : 選択された要素の全断面に対する解析結果を出力します。

ファイバー : 要素の各セルに対する解析結果を出力します。

位置 : 要素の長さ方向の解析結果の出力位置を選択します。出力位置は”材料/断面>非線形特性>非線形特性の定義”で指定した”分割数”だけ存在します。 [図1]は、5つの分割数を指定した梁要素の出力例です。i、 j端を含む計5つの断面について選択することができます。

<図 1 >

 


グラフタイプ

結果出力の X軸とY軸のタイプを定義します。

・断面を選択した場合

X軸は、Dx、Ry、Rz、Fx、My、Mz、および時間に対して定義できます。Y軸は、Dx、Ry、Rz、Fx、My、および Mz に対して定義できます。最も頻繁に使用される 6つの成分の組み合わせについては、用意されているボタンを使用して選択できます。

Results-Time History-Analysis Results of Fiber Section-type of graph.png

Dx-Fx : 要素座標系のx軸方向の変位と軸力

My-Fx : 要素座標系のy軸まわりの曲げモーメントとx軸方向の軸力

Ry-My : 要素座標系のy軸まわりの回転角とy軸まわりの曲げモーメント

Mz-Fx : 要素座標系のz軸まわりの曲げモーメントとx軸方向の軸力

Rz-Mz : 要素座標系のz軸まわりの回転角とz軸まわりの曲げモーメント

My-Mz : 要素座標系のy軸まわりの曲げモーメントとz軸まわりの曲げモーメント

 

・ファイバーを選択した場合

Results-Time History-Analysis Results of Fiber Section-type of graph-fiber.png

SN : ひずみ

SS : 応力度

テーブル表示 : 時刻歴解析結果をテーブル形式で出力します。

Results-Time History-Analysis Results of Fiber Section-time history table.png

グラフ表示 : 設定された軸に基づいてグラフを出力します。

: セルを選択します。

: 選択されたセルを全て選択解除します。

: 全てのセルを画面に表示します。

: 選択した画面表示をズームします。

: 画面を拡大します。

: 画面を縮小します。

: 座標軸を表示または非表示します。

セル番号表示 : ファイバーに分割されたそれぞれのセル番号を確認します。

NOTE.png

ファイバーセルは、次のルールに従って番号が割り当てられます :

材料の番号順 : コンクリートセルから鋼材セルへ

方向の番号順 : 1.左から右へ、2.上から下へ

 


ファイバー状態

ファイバーモデルの出力状態を指定します。

引張 : 引張側の解析結果を出力します。

圧縮 : 圧縮側の解析結果を出力します。

弾性, ひび割れ, 降伏, 破壊 : ボタンをクリックしてそれぞれの状態に対する色を選択することができます。

透明化 : 出力する色の透明度を指定します。

ウィンドウをBMPファイルに保存 : 解析結果のグラフィック データをWindowsビットマップ (BMP) ファイル形式に保存します。

Civil NXで提供するファイバー状態の定義は鉄筋とコンクリートによって異なり、材料モデルごとに異なります。 各ファイバー状態の定義は以下の通りです。

 

ファイバー状態の定義

鋼材のファイバー状態

引張領域 : 弾性, 降伏
圧縮領域 : 弾性, 降伏

コンクリート材料のファイバー状態

引張領域 : 弾性, ひび割れ
圧縮領域 : 弾性, 降伏, 破壊

修正Menegotto-Pintoモデル

四角形領域内は弾性、それ以外の領域は降伏

 

バイリニアモデル

四角形領域内は弾性、それ以外の領域は降伏


バイリニアモデル(バウシンガー効果考慮)

四角形領域内は弾性、それ以外の領域は降伏

 

トリリニアモデル

四角形領域内は弾性、それ以外の領域は降伏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kent & Park モデル

引張 : (ひび割れ)

圧縮 : (弾性)

                      (降伏)

                      (破壊)

 

コンクリート標準示方書モデル

引張 : or  (ひび割れ)

圧縮 :  (弾性)

                       (破壊)

 

道示Vモデル

引張 : (弾性)

              (ひび割れ)

圧縮 :  (弾性)

                       (降伏)

                       (破壊)

名古屋高速道路公社モデル

引張 : (弾性)

               (ひび割れ)

圧縮 :  (弾性)

                       (降伏)

                       (降伏)

トリリニアモデル

引張 : (弾性)

               (ひび割れ)

圧縮 :  (弾性)

                       (降伏)

                       (破壊)

 


アニメーション

解析結果を出力する時間ステップを選択します。

Results-Time History-Analysis Results of Fiber Section-animation.png

ステップ : 時刻歴解析結果を表示するステップを指定します。特定のステップを入力すると、そのステップに直接移動します。

増分値 : グラフィック出力は指定された増分ごとに生成され、記録されます。

時間 : 現在のステップに対応する荷重の実際の時間が生成されます。

: 時刻歴解析結果をアニメーション形式で自動再生します。表示間隔は指定された増分です。

: アニメーション再生を一時停止します。

: アニメーション再生を中断します。

: 時刻歴解析結果の最初のステップに移動します。

: 増分値間隔だけ、以前のステップの時刻歴解析結果を出力します。

: 増分値間隔だけ、以後のステップの時刻歴解析結果を出力します。

: 時刻歴解析結果の最後のステップに進みます。

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