機能
- 一般の上げ越し制御で指定した構造グループに対して上げ越し図を出力します。
経路
メインメニュー:[結果]タブ > [タイプ : 橋梁仕様] > [上げ越し]グループ > [上げ越し] > [上げ越し図]
入力
施工キャンバー図
グラフでは、X軸は橋梁の形状に応じた節点位置であり、Y軸は該当位置で考慮すべきキャンバー量です。
節点番号の上部に出力される数値は当該節点位置でのキャンバー量であり、二つの数値が表現された部分は施工継手部で、上の値は型枠の設置時に必要なキャンバーであり、下の値はコンクリートを流し込んで型枠を解体した後に発生する変位です。
上記の条件が満たされると、施工段階で加えられる追加荷重により変位が増加し、施工が完了すると主桁の変位が全て「0」となり、上部構造が水平になります。
製作キャンバー図
一般上げ越し図でマウスの右ボタンをクリックすると、次のようなコンテキストメニューが呼び出されます。
タイトル&ラベルの変更
グラフのタイトルとx、y軸のサブタイトルを変更します。
白黒グラフに描画
グラフを黒色に出力し、成分ごとの区切りのために注釈を使用します。
カラーグラフに描画
グラフの出力成分と凡例に別の色を適用して画面に表示します。
ズーム縮小
グラフで拡大したい部分をマウスでドラッグしてズーム機能を実行することができます。ズーム縮小はズーム以前の状態に戻る機能です。
全体表示
最初にグラフが出力された状態、つまり全ての領域が表示された状態に戻ります。
グラフをイメージで保存
グラフをBMP、JPG、またはEMF形式の図ファイルとして保存します。
制作キャンバー図を出力するためには、解析 > 施工段階解析制御で”施工部材の初期接線変位の計算”を選択する必要があります。