機能
- 道示Ⅱ鋼橋編に基づいて、鋼部材の応力照査を行います。
- ここでは、静的解析から得られた断面力だけでなく、動的解析から得られた同時性の断面力を用いて応力照査を行うことができます。
- 照査結果は照査結果の一覧表で確認でき、詳細内容を確認したい場合にはEXCEL形式の計算書を出力できます。
経路
メインメニュー:[部材設計]タブ > [タイプ : 鋼部材設計] > [設計計算]グループ > [計算実行]
入力
照査結果の一覧表 ダイアログボックス
規準
応力照査に使用した設計規準を表示します。
- Japan Road Ⅱ-H14(平成14年の道路橋示方書 Ⅱ鋼橋編)
- Japan Road Ⅱ-H24(平成24年の道路橋示方書 Ⅱ鋼橋編)
単位
使用者が選択した現在の単位系を表示します。
並べ替え
部材:全ての部材の応力照査結果を出力します。
断面:同じ断面を持つ部材のうち、照査結果が最も不利な部材のみを断面別に出力します。
並べ替えOpt.
照査結果を部材別に出力する際の整列基準を選択します。断面番号、または部材番号を基準に設定できます。
照査テーブル内の項目
CHK:応力照査結果の表示
- 「OK」 : 軸+曲げ応力度比とせん断応力度比が1.0以下で、細長比が許容細長比より小さい場合
- 「OK*」 : 軸+曲げ応力度比とせん断応力度比が1.0以下で、細長比が許容細長比より大きい場合
- 「NG」 :軸+曲げ応力度比とせん断応力度比が1.0を超え、細長比が許容細長比より小さい場合
- 「NG*」 : 軸+曲げ応力度比とせん断応力度比が1.0を超え、細長比が許容細長比より大きい場合
MEMB:部材番号
SECT: 断面番号
COM:合成応力度比
SHR:せん断力度比(発生せん断応力度/許容せん断応力度)
選択:断面変更、再照査、結果出力のための部材選択
(注:スペースバーで選択および選択解除ができます。)
断面名:断面名
材料:材料名
Fy:降伏強度
LCB:最大組合せ応力度比が発生する荷重組合せ番号
Fx:部材に発生した軸方向力(Fx>0:引張、Fx<0:圧縮)
My、Mz:部材の強軸および弱軸に対する発生曲げモーメント
検討条件:「照査位置&項目」で設定した照査する部材の主軸
軸+曲げ応力度:軸方向力と曲げモーメントを受ける場合の組合せ応力度。結果値と許容値を表示
せん断応力度:発生したせん断応力度と許容せん断応力度
合成応力度:曲げとせん断による合成応力度。結果値と許容値を表示
: 全ての部材を選択します。
: 選択した部材を全て選択解除します。
設計結果ウィンドウを開いたまま特定部材の設計変数を再設定し、当該部材のみを再照査する際に使用します。照査結果ダイアログで再照査を実行すると、同じ断面図と同様に変更されます。
設計された部材全体に影響を与える設計変数(鋼材の修正など)を修正する場合は、設計結果が削除されるため、この機能を利用できません。
”モデルと連動” をチェックした後、照査結果ダイアログから任意の部材を選択すると、作業ウィンドウで対応する部材が選択され表示されます。
: ダイアログを展開して、詳細な照査結果を表示します。
: 簡略に照査結果を表示します。
: 選択した部材のEXCEL形式の計算書を生成します。
全て : 全ての照査結果を照査結果一覧表に出力します。
OK : 応力照査結果の中から、OKになった結果だけを出力します。
NG : 応力照査結果の中から、NGになった結果だけを出力します。
: 照査結果テーブルの内容をクリップボードに保存し、EXCE上で”Ctrl+V”で貼り付けることができます。
: 応力照査結果ダイアログを閉じます。
照査結果のフラフ表示
材料、断面、および部材別に応力照査結果をグラフで出力します。
: 全て選択
: 選択した対象を全て選択解除
整列形式
: 対象選択テーブルにおける対象の整列オプションを選択します。
グラフ形式
: グラフ形式として折れ線グラフ、棒グラフを選択できます。
鉄骨断面検定用
荷重組合わせ
:グラフ出力する荷重組合せを指定します。全ては、全ての荷重組合せの中から最大の検定比が発生する荷重組合せを意味します。
検定値成分
: グラフ出力する照査応力成分を指定します。
値の制限
: グラフ出力する検定比の範囲を指定します。
: モデルビューで整列形式、検定比の制限を満足する要素を選択します。
: 既存のビューでグラフを出力する場合は、チェックをします。チェックしない場合は、新しいビューで出力されます。
: 選択した条件を満足する部材の検定比結果をグラフ表示します。
: ダイアログボックスを閉じます。