基本情報
MIDAS GHは、CIVIL NXのAPIを使用して開発されています。そのため、基本的な構造や用語はCIVIL NXのAPI構造に準拠しています。詳細は以下のリンクを参照してください。
https://support.midasuser.com/hc/ja/articles/33040036888729
データ入力タイプ
1. 整数(Interger)
整数は、Grasshopperの「Panel」「Integer」「Number」「Number Slider」などのコンポーネントを使用して入力できます。
2. 実数(Real)
実数(小数点を含む数値)は、Grasshopperの「Panel」「Number」「Number Slider」などのコンポーネントを使用して入力できます。
3. 文字列(String)
文字列は、Grasshopperの「Panel」コンポーネントを使用して入力できます。
4. 配列(Array)
配列は、Rs Functionで関数を作成する際の荷重ケース(Load Case)や係数(Factor)などのデータに使用されます。Grasshopperの「Panel」コンポーネントを使用し、各データをカンマで区切って入力します。
5. 選択(Select)
限定されたデータ入力オプションを選択するために、ドロップダウンリストが使用されます。
6. オブジェクト(Object)
CIVIL NXで要素を作成するには、各要素に以下のデータが必要です:
1) 節点 : 座標情報を受け取ります。Grasshopperの「Construct Point」などのコンポーネントを使用して座標情報を生成するか、「Panel」コンポーネントを使用して直接座標を入力できます。
2) 梁 : ライン要素を受け取ります。Grasshopperの「Line」や「SLD Line」などのラインのコンポーネントを使用して梁要素を作成できます。
3) プレート : ポリライン要素を受け取ります。Grasshopperの「Face Boundaries」コンポーネントを使用してポリラインカーブを作成できます。CIVIL NXでのプレートの形状は、ポリラインのライン数に応じて異なります
a. ポリラインが3本のラインで構成されている場合:3節点タイプのプレート
b. ポリラインが4本のラインで構成されている場合:4節点タイプのプレート
4) ソリッド : ソリッド要素を受け取ります。Grasshopperの「Box Rectangle」や「Box 2pt」などのコンポーネントを使用してソリッド要素を作成できます
7. MIDAS GH オブジェクト
一部のMIDAS GHコンポーネントは、他のMIDAS GHコンポーネントとの接続が必要です。例えば、「Section」コンポーネントでは、形状タイプに応じてさまざまな形式でデータを入力できます。
この「Section」と「Shape」の関係では、「Shape」コンポーネントが「Section」の前段コンポーネント(Previous Component)として定義されます。
前段コンポーネント自体はCIVIL NXで動作しませんが、「Section」の形状に対応するJson Bodyを生成します。また、「Section」コンポーネントは「Shape」コンポーネントの後段コンポーネント(Next Component)として機能し、前段コンポーネントからデータ情報を取得して完成したJson Bodyを生成します。
これらの前段および後段コンポーネントは、複数の階層に区別できます。例えば、「Composite Section」には、補強材の有無や基準線のタイプに応じて、複数のレベルのコンポーネントがあります。
コンポーネントが他のMIDAS GHコンポーネントを必要とするかどうかは、マニュアルを参照するか、コンポーネントを右クリックして「Extract parameter」が表示されるかどうかで確認できます。