概要
「Easy Capture Generator」は、MIDAS CIVIL NX の出力設定をデータベース(DB)形式で保存・管理し、効率的な印刷を可能にするプラグインです。複数の設定を1つのDBにまとめて保存でき、設定内容をJSON形式でエクスポート・インポートすることも可能です。
バージョン
- v1.0.0 : リリース
適用規準
- 一般用途
特徴
このプラグインを活用することで、一度設定した印刷条件を保存して再利用することが可能になります。モデリングが変更された場合でも、設定を再構築する必要はありません。
さらに、類似した設定をグループ化し、複数の荷重ケースに一括適用できるため、作業の高速化や出力の標準化が図れ、ユーザーの入力ミスも削減できます。
📌 主なメリット:
- 繰り返し設定の手間を最小限に抑え、作業時間を短縮
- 複数の出力処理をまとめて実行し、不要な印刷時間を削減
- 事前に設定された入力値を利用することで、ユーザーの操作ミスを低減
使用方法
1. 保存したいDBを選択し、必要な項目を複数選択可能。
2. 「Save」ボタンを押して、入力情報をFile List で確認。
3. 必要に応じて、追加で保存したいDBを選択します。
4. すべての情報がDBに保存されたら、「Type of Display」タブに移動します。
5. 「DB」タブと同様に、「Type of Display」タブでもオプションを選択します。
6. 選択後、「保存」ボタンをクリックします。
7. 次に「View」タブへ移動します。
8. 以下のいずれかの「アクティブタイプ」に応じて出力範囲を設定し、保存します:
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9.Active All:モデル全体を出力します。Active All ボタンを選択時に適用されます。
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10.Active by Node/Element:モデル内で選択したノードや要素のみを出力します。出力したい要素をモデリング画面で選択し、プラグインで該当オプションを選択してください。
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11.Active Identity:構造グループで定義された部位のみを出力します。リストから印刷対象のグループを選択します
12. 「DB」「Type of Display」「View」のすべての情報が保存されたら、「Download」ボタンを押すことで、JSON形式にて保存が可能です。
13. 「PRINT」タブに移動し、File List で保存済みDBを確認します。
14. プラグイン実行後にユーザーが入力した最新情報は「Current」に保存されます。以前保存したDBを使用したい場合は、「Add File」ボタンを押してファイルを読み込みます。
15. 印刷したいファイルを選択し、Select Load Case
ボタンをクリックします。
16. 「荷重ケース選択」ウィンドウが表示されるので、出力対象の荷重ケースを選択します(複数選択可)。
17. 選択した荷重ケースを保存したい場合は、「Download」ボタンを押してJSON形式で保存できます。以前の設定を再利用する際に便利です。
※注意:保存されたDBを異なるモデリングで使用する場合、存在しない荷重ケース名は印刷されません。
18. 荷重ケースの入力が完了したら、「Save」ボタンを押して確定します。
19. 右側の「Print File」に保存されたファイルが表示されているか確認します。
20. 最後に「Print Size(印刷サイズ)」ボタンを押して、印刷サイズをピクセル単位で入力します。使用するPC環境に合わせて調整してください。
21.印刷サイズ入力後、「印刷(Print)」ボタンをクリックすると、出力が実行されます。
まとめ
このプラグインを活用することで、プロジェクトにおける出力設定の保存・管理が容易になり、必要な情報を迅速に出力できます。