概要
トンネルライニング解析用の MIDAS CIVIL NX モデルを作成します。
DXF ファイルに読み込まれた要素に基づいて新しい節点を作成し、地盤反力係数を計算し、弾性連結 (圧縮のみ) で繋ぎます。
ばね係数は、コンクリートライニング詳細設計基準(韓国道路庁 2016)に従って、米国の式を適用します。
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ライニング解析モデルの作成
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地盤反力係数と要素サイズに基づいてばねを自動的に計算して生成
バージョン
- v1.0.0 : リリース
適用規準
- Korea Design Standard (KDS)
特徴
トンネルライニング解析では、DXF ファイル (ライニング中心線) を MIDAS CIVIL NX に読み込んで、地盤反力係数を使用してばね剛性を計算します。
本プラグインは、各要素から 1 メートルの距離に節点を自動的に作成します。また、地盤の変形係数とポアソン比を考慮して、AFTES 式を使用して地盤反力係数を計算します。
端部境界条件では、ヒンジモデルとばねモデルをサポートします。ばねモデルでは、要素の断面サイズを考慮してばね剛性を計算します。
使用方法
本プラグインを使用するには、DXFファイル(トンネルライニング中心線)をMIDAS CIVIL NX に読み込む必要があります。
要素に断面が割り当てられていない場合は、ヒンジを使用して端部境界条件を作成する必要があります。ばね剛性を計算するには、要素の幅が必要です。
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要素の選択
MIDAS CIVIL NX でトンネルライニング モデルを作成する要素を選択した後、プラグインをクリックして要素を入力します。 -
地盤反力係数
ばね剛性を計算するための係数を入力します。地盤の変形係数とポアソン比を入力し、AFTES式に従ってKsを計算します。 -
端部境界条件
端部境界条件は、ヒンジとばねでモデル化できます。
各条件の作成方法は以下の通りです。
ヒンジ:ヒンジ境界条件は端部節点に作成されます。この境界条件は、断面の割り当てに関係なく作成されます。
ばね:ライニング軸に沿って弾性連結(圧縮のみ)が作成されます。ばね剛性は要素の幅に基づいて計算されます。 - 生成
ライニングモデルを作成します。各要素の法線方向ベクトルを考慮し、1mの距離に節点を作成します。この節点と元の節点を圧縮専用の弾性連結で繋ぎます。
注記
端部のばね境界条件は、要素に断面が割り当てられている場合にのみ計算できることに注意してください。
まとめ
本プラグインを使用すると、境界条件付きのトンネルライニング モデルを生成できます。