概要
地震ハザードマップ プラグインは、韓国の耐震設計基準 KDS 17 10 00:2024 に従って韓国行政安全部が指定した地震ハザードマップを利用して、さまざまな再現期間に基づき特定の地域の地震リスクを確認します。
- 耐震設計基準KDS 17 10 00:2024に基づきます。
- 様々な再現期間(50年、100年、200年、500年、1000年、2400年、4800年)における地震リスクをチェックします。
- 住所または緯度と経度を入力して、地震リスクを照会します。
バージョン
- v1.0.0 : プラグインリリース
適用規準
- Korean Standard (KDS)
特徴
KDS 17 10 00:2024 4.2.1.1(4) に基づいて行政安全大臣が承認した国家地震ハザードマップは、特定の地域における地震ハザード(地震災害)の評価に使用することができます。
現在、地震リスクを示す公式マップは、2013年に公表された「国家地震ハザードマップ」です。
しかし、このマップでは、代表地域のデータ値に直接アクセスすることができませんでした。その結果、ユーザーは画像上の推定点を分析するために労力を費やすか、誤ったデータを入力し、間違って耐震設計につながる恐れがありました。
- 迅速かつ正確な地震リスク情報を提供します。
- さまざまな再発期間に応じて地震リスクを照会できます。
- 住所や緯度/経度を入力することで使用上の利便性が向上します。
本プラグインは、住所または緯度/経度に基づいて公式マップからデータ値を線形補間し、推定値であるものの、より正確な結果を提供します。
使用方法
設計規準
1. KDS 17 10 00:2024.プラグインを起動し、耐震設計規準 KDS 17 10 00:2024 を確認します。
再現期間
2. 再現期間を設定します。例:2400年
対象地域の住所
3. 対象地域の住所を入力します。住所はラジオボタンを切り替えることで直接入力することも、緯度/経度の座標で入力することもできます。
4. 「Search」 ボタンをクリックします。
結果の確認
5. 入力した住所の地震リスク結果を確認します。
注記
KDS 41 17 00: 2022 の第 3.2 節によれば、2400 年再現期間に対応する地震区域係数を適用する場合、国土地震危険地図上の 2400 年再現期間の有効地盤加速度 (S) は、地震区域係数にリスク係数を乗じて計算されます。
算出されたS値とこのS値の80%のいずれか大きい方が有効地盤加速度として使用されます。
- 設計加速度スペクトルの算出において、実効地盤加速度(S)は、KDS 17 10 00の表4.2-3に示されているように、地震発生地域係数(Z)にリスク係数(I)2.0(再現期間2400年)を乗じて算出するか、図3.2-1に示す国土地震ハザードマップを用いて算出することができます。ただし、国土地震ハザードマップを用いて算出したS(実効地盤加速度)は、地震発生地域係数にリスク係数を乗じて算出したS値の80%以上とする必要があります。
まとめ
地震ハザードマップ・プラグインを効果的に活用して、さまざまな再現期間に基づいて特定地域の地震リスクを確認し、地震リスク評価の精度と効率を向上させることができます。