概要
本プラグインは、構造計算書に記載する解析結果テーブルを一括で出力するためのプラグインです。
従来のように各メニューを一つずつ開いて操作する必要がなく、必要なテーブルをまとめて選択し、一括で保存・出力できるように設計されています。
バージョン
v1.4.0:荷重ケースを読み込めない不具合を修正
v1.3.0:テーブル出力を改善
v1.2.1:テーブル出力を改善
v1.2.0:不具合を修正
v1.1.0:不具合を修正
v1.0.0:リリース
特徴
現在は、結果テーブルごとに各メニューを開き、手作業で内容を確認して保存する必要があります。また、この作業をプロジェクトごとに繰り返さなければなりません。
構造計算書に記載する結果テーブルは、少ない場合でも3種類、多い場合には10種類以上あります。そのため、必要なテーブルの数だけ製品内で個別に作成・出力する反復作業は、非常に手間がかかります。
本プラグインを使用すると、ユーザーが頻繁に確認するテーブル構成をあらかじめ設定として保存し、以降のプロジェクトでも同じ設定を読み込んで自動的に出力できます。
使用方法
[画面構成]
1.Result Table(結果テーブル一覧)
目的:使用可能な結果項目(反力、層間変形角、転倒モーメントなど)をツリー形式で表示します。
構成:
-各項目の横にある矢印(▸)をクリックすると、詳細な下位項目を展開または折りたたむことができます。
-各項目の右側にある"Add"ボタンをクリックすると、その項目が現在のテーブルに追加されます。
2.Settings(設定パネル)
目的:"Result Table"で選択または追加した項目について、詳細な設定値を調整するためのエリアです。
構成:一覧から特定の項目をクリックすると、このエリアに対象項目のオプション(表示する階の範囲、単
位、並び順など)が表示されます。
3.Save/Load
目的:各項目の設定情報および結果テーブルの構成を、JSON形式(.json)のファイルとしてローカル環境に保
存します。
構成:以前に保存した設定ファイルを読み込み、再利用できます。設定ファイルを保存しておくことで、別の
プロジェクトでも同じテーブル構成をすばやく復元できます。
4.CREATE TABLE
"Result Table"で追加された全ての項目と設定内容を反映し、最終的な結果テーブルを作成します。
-Export to PDF:作成した結果テーブルを、構造計算書用のPDFとして出力します。
5.リスト管理ツールバー
-⊕:リストに新しいカスタム項目を追加するためのダイアログを開きます。
-🗑️:リスト内で選択されている項目を削除します。
[使用手順]
1.項目の追加
-左側の"Result Table"で、追加する項目(例:Reaction (反力))の右側にある”Add”ボタンをクリックしま
す。
-ボタンをクリックすると、その項目の下に新しいグループ(この例では”REACTIONG")がグレーのボックス
で追加されます。
2.追加したグループの選択
-新しく追加された"REACTIONG"ボックスをクリックして選択します。
-選択すると、背景のグレーが濃くなり、右側の"Settings"パネルに、その項目の設定画面が表示されます。
3.詳細設定の調整
-右側の"Settings"パネルで、"Load Case Name(荷重ケース名)"から、結果を出力する荷重ケースにチェッ
クを入れます。
-”Units(単位)"の”Force(力)”および"Distance(長さ)"のプルダウンから、使用する単位を選択します。
-必要に応じて、"Styles(表示形式)"の"Style(数値形式)"および"Decimal Places(小数点以下の桁数)"も
設定します。
4.設定の保存
-全てのオプションを調整した後、パネル下部の"Save(保存)"ボタンをクリックして、その項目の設定を確
定します。
-保存した設定は"Result Table(結果テーブル)"に反映され、"Create Table(テーブル作成)"へ進む準備が完
了します。
5.PDF出力
-"Create Table(テーブル作成)"ボタンをクリックした後に表示される"Table Processing Status(テーブル処
理状況)"を確認します。
-OK: 正常に作成されたテーブル/NG: 出力できなかったテーブル
6.PDFのダウンロード
-設定した各テーブルの結果を、PDF形式のファイルとして一括出力します。
-"Download PDF"ボタンをクリックすると、ブラウザのダウンロード画面が開き、all-table-YYYY-MM-DD.pdf
の形式でファイルが自動的に保存されます。
7.Saveボタン
-設定した結果テーブルの形式を、後から再利用できるように設定ファイルとして保存します。
-"Save"ボタンをクリックすると、ブラウザのダウンロード画面が開き、result-table-settings-YYYY-MM-
DD.jsonの形式でファイルが自動的に保存されます。
8.Loadボタン
-以前に保存した結果テーブルの設定ファイル(JSON形式)を読み込み、再利用します。
-"Load"ボタンをクリックするとファイル選択ダイアログが開きます。保存済みのJSONファイルを選択する
と、テーブル構成および各項目の設定値が読み込まれます。
注記
本プラグインで出力可能な後処理結果テーブルは、以下のとおりです。
反力/モーメント(全体座標系)
固有値モード
層間変形角(X、Y)
層変位(X、Y)
応答スペクトル解析による層せん断力
偏心率
層せん断力分担率
安定係数(X、Y)
重量非定型検討(X、Y)
転倒モーメント
層垂直軸力合計
ねじれ増幅係数(X、Y)
剛性非定型検討(軟層)
強度非定型検討(弱層)
まとめ
本プラグインは、繰り返し行われる解析結果の出力作業を自動化することで、作業時間を短縮するとともに、作成する文書の一貫性を維持できる強力なツールです。