機能
- 合成断面(スチールボックス、スチールI、合成I、合成T、PC合成タイプ)の有効幅を自動的に計算します。もし単一の要素の有効幅がI端とJ端で異なる場合、その位置ごとに有効幅を分離して計算されます。
- 支間情報で定義された桁の断面から、有効幅を基にy軸周りの慣性モーメント(Iyy)が自動的に計算され、有効幅を反映した断面応力がチェックされます。新しい慣性モーメントと中立軸の増減係数が、元の慣性モーメントと中立軸に対して作成されます。これにより、境界>有効幅増減係数のデータが生成されます。
- 計算された有効幅増減係数は、新しい境界グループ(WZ-EW-#)に含まれます。
経路
メインメニューで [ウィザード]タブ > [鋼橋]グループ > [鋼桁] > [有効幅]
入力
有効幅増減係数 ダイアログ・ボックス
設計基準
有効幅の計算時に使用する設計基準を選択します。
EN 1993-1-5:2006 (Steel-I Type1, Steel-Box Type 1, Composite-I, Composite-T, Composite-PSC type)
JTG D64-01-2015 (Steel-I Type 2 section, Box/Tub)が使用できます。
減少係数
計算された有効幅に減少係数を適用します。有効幅に減少係数を掛けた値が全幅を超える場合は、全幅を使用します。
中央軸の変化を考慮
有効幅の考慮による図心軸の変化を反映するかを選択します。計算結果は、有効幅減少係数テーブルに z_top および z_bot のスケールファクターとして出力されます。
断面性能表示...
有効幅を考慮した剛性計算結果をテキストファイルとして出力/保存します。
有効幅を考慮した各要素の剛性比および変更された図心の位置
有効幅を考慮した各要素の剛性比