機能
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既存の節点を線要素に、線要素を板要素に、板要素を立体要素に変換生成します。
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要素押し出しは、次の3つの機能を実行します。
1. 節点が移動しながら形成される移動経路に沿って線要素を生成
2. 線要素が移動しながら形成される面経路に沿って板要素を生成
3. 板要素が移動しながら形成される立体空間経路に沿って立体要素を生成
経路
メインメニュー: [節点/要素] タブ > [要素詳細] グループ > [要素の編集] > [押し出し]
ショートカットキー: [Alt] + 5
入力
要素押し出し ダイアログボックス
“要素押し出し” の右側 ボタンをクリック : 要素テーブル表示
開始番号
節点番号
要素と共に新しく生成される節点の節点番号を指定するために使用します。この番号は、今まで使用されている節点番号 +1 に自動的に設定され、この事項を修正する場合は、 ボタンをクリックして選択事項を変更するか、番号を直接入力します。
要素番号
新しく生成する要素番号を指定するために使用します。この番号は今まで使用された要素番号 +1で自動設定され、この事項を修正する場合は、 ボタンをクリックして選択事項を変更するか、直接番号を入力します。
押出形式
節点または要素の次元変換形式を指定します。
節点 -> 線要素
節点の移動しながら形成される移動経路に沿って線要素を生成
線要素 -> 平面要素
線要素が移動しながら形成される面経路に沿って板要素を生成
平面要素 -> ソリッド要素
板要素が移動しながら形成される立体空間経路に沿って立体要素を生成
押出元
削除:押し出し機能を実行した後、対象に指定した原本要素を削除
移動:押し出し機能を実行した後、対象に指定した原本要素を拡張生成された最終位置に移動
I - J 反転
押し出し形式で、節点->線要素 を選択した場合、押し出し機能で生成される線要素の要素座標系を生成方向とは反対方向に指定
要素属性
要素タイプ
新規作成する要素の種類を指定します。
線要素:トラス要素, 梁要素, 引張専用要素, 圧縮専用要素... など
平面要素:板要素, 平面ひずみ要素, 平面応力要素, ... など
ソリッド要素:ソリッド要素
材料
新規作成される要素の材料番号を入力するか、材料データが事前に入力されている場合は、材料の名称を選択します。
材料データを新規/追加入力するか、照会または修正が必要な場合は、 ボタンをクリックします。材料データの入力は、要素の入力の前後のいずれの段階でも可能です。
断面 (または厚さ)
新規生成される要素の断面番号(厚さ番号)を入力するか、断面データ(厚さデータ)が事前に入力されている場合は、断面名称(厚さ名称)を選択します。
断面データ(厚さデータ)を新規/追加入力したり、照会または修正が必要な場合は、 ボタンをクリックします。断面データ(厚さデータ)の入力は、要素の入力前後のいずれの段階でも可能です。
β-角度
線要素を新規生成する場合(節点->線要素 選択)、生成される線要素のβ-角度を入力します。
タイプ
板要素を新規生成する場合(線要素 -> 平面要素 選択)、生成される板要素の種類(薄板/厚板)を指定します。
生成形式
要素の移動生成方法を指定します。
コピー/移動
既存の節点または要素を等間隔または任意間隔でコピーさせながら生成する場合に指定
等間隔:等間隔コピーの場合に指定
dx, dy, dz:各座標系軸方向のコピー間隔
コピー間隔を入力するときは、各間隔を直接入力する方法と、入力欄を一度クリックしてから、作業画面でコピー距離をマウスカーソルで指定する方法があります。
回数:コピー回数
任意間隔:任意間隔コピーの場合に指定
軸:コピー時の軸方向指定選択欄
x:ユーザー座標系 x方向に任意間隔コピーする場合に指定
y:ユーザー座標系 y方向に任意間隔コピーする場合に指定
z:ユーザー座標系 z方向に任意間隔コピーする場合に指定
指定:任意の軸方向に任意間隔コピーする場合に指定
距離:指定された軸方向の任意間隔コピーする個数を入力
(例. 5, 3, 4.1, 3@5.0, 4 = 5, 3, 4.1, 5.0, 5.0, 5.0, 4)
方向ベクトル:任意の軸方向ベクトル値を各 x,y,z軸方向成分で入力
任意方向:線要素の要素座標系を任意の方向にコピーする場合に指定
均等:等間隔コピーの場合に指定
回数:コピー回数
距離:コピー間隔
方向:押し出し方向を指定(要素座標系:+y/-y,+z/-z)
任意:任意間隔コピーの場合に指定
距離:任意間隔コピーする個数分を入力(例. 5.3, 4.5, 3@5.0 = 5.3, 4.5, 5.0, 5.0, 5.0)
方向:押し出し方向を指定(要素座標系:+y/-y,+z/-z)
厚さ:板要素の厚さ方向にコピーする場合に指定
均等:等距離(厚さ)コピーの場合に指定
回数:コピー回数
厚さ:コピー距離(厚さ)
方向:押し出し方向を指定 (要素座標系:+y/-y,+z/-z)
任意:任意距離(厚さ)コピーの場合に指定
厚さ:任意距離(厚さ)を個数分だけ指定
(例. 5.3, 4.5, 3@5.0 = 5.3, 4.5, 5.0, 5.0, 5.0)
方向:押し出し方向を指定(要素座標系:+y/-y,+z/-z)
回転:既存の節点または要素を等回転角度または任意回転角度でコピー(移動)させながら生成する場合に指定
等角度:等回転角度コピーの場合に指定
回数:コピー回数
回転角度:回転コピー角度
>0:回転軸に対して右手法則に沿った方向にコピー
<0:回転軸に対して右手法則の反対方向にコピー
任意角度:任意回転角度コピーの場合に指定
角度:任意回転角度を個数分だけ入力 (例 :20, 10, 3@30, 15 = 20, 10, 30, 30, 30, 15)
距離 (半径, 軸方向) :
与えられた角度を回転すると同時に半径方向と回転軸方向に一定間隔ずつ移動しながらコピーする場合(スパイラルまたは螺旋形)、二方向の移動間隔
回転軸:回転軸指定
x-軸:ユーザー座標系 x軸方向
y-軸:ユーザー座標系 y軸方向
z-軸:ユーザー座標系 z軸方向
2点で定義した軸:任意の2点を通る任意の軸方向(1点目から2点目へ向かう方向)
1点目:任意の軸線上に位置する1点目の座標(x, y, z)
2点目:任意の軸線上に位置する2点目の座標(x, y, z)
投影
既存の節点または要素を任意の線または面に投影して移動させながら生成
投影形式
投影対象の幾何形状を選択
投影対象の幾何形状には次のような種類があります。
直線上に投影:任意の直線上に投影する場合
平面上に投影:任意の平面上に投影する場合
円柱上に投影:任意の円筒面上に投影する場合
円錐上に投影:任意の円錐面に投影する場合
球上に投影:任意の球面に投影する場合
楕円面に投影:任意の楕円面に投影する場合
要素上に投影:任意の判型要素に投影する場合
基準の定義
投影対象を定義するために必要なデータを次のように入力します。
すべてのデータはキーボードで直接入力でき、マウスを用いて作業画面で指定して入力することもできます。
直線上に投影
P1:基準線上に位置する任意の一点の座標
P2:基準線上に位置する他の一点の座標
平面上に投影
P1:基準面上に位置する任意の一点の座標
P2:基準面上に位置する他の一点の座標
P3:基準面上に位置する残り一点の座標
円柱上に投影
P1:円筒の中心軸線上の一点の座標
P2:円筒の中心軸線上の他の一点の座標
半径:円筒の半径
円錐上に投影
P1:円錐台の中心軸線上の一点の座標
P2:円錐台の中心軸線上の他の一点の座標
Radius 1:円錐台のP1位置からの半径
Radius 2:円錐台のP2位置からの半径
球上に投影
中心:球のの中心座標
半径:球の半径
楕円面に投影
P1:切断球の底面中心座標
P2:切断球の頂点座標
半径:切断球の底面円の半径
要素上に投影
要素番号:板要素(平面応力要素、板要素など)の番号
方向
定義された投影対象の線または面上に投影する方向を指定します。
垂直:投影対象の線または面上に垂直に投影する場合に指定
方向ベクトル:任意方向に投影する場合に指定し、その方向のベクトル値を各x,y,z軸方向成分で入力します。キーボードで直接入力するか、マウスでベクトルを指定できます。
分割
投影して移動させながら、新規に生成された線、面、または立体を等間隔または任意間隔に分割します。
均等:等間隔分割の場合に指定
分割数:分割個数
変数による任意間隔:分割位置の距離比によって任意間隔で分割する場合に指定
比率:全投影長に対する分割位置の距離比入力(例: 0.4, 0.6, 0.9)
マージ計算の許容誤差
新規作成される節点と既存の節点を統合する場合、統合を決定する離隔距離を入力します。