機能
- 静的解析方法と解析時に使用するメモリ(RAM)の大きさを設定します。
経路
メインメニュー:[解析]タブ > [解析実行]グループ > [オプション] > [オプション]
入力
解析オプションダイアログボックス
静的解析手法
静的解析を実行する方法を選択します。構造物の規模や大きさに応じて適切な解析方法を選択することで効率的に解析を行うことができます。
Skyline
構造解析プログラムで最も多く使用される解析手法で、解析の種類や解析モデルの規模やシステムの仕様に関係なく、あらゆる場合に使用できます。
Multi Frontal Sparse Gaussian
高性能のマルチフロンタル スパース ガウス ソルバー (MFSGS) は、最適フロンタル分割アルゴリズムを使用して、同時線形方程式の計算回数を最小限に抑えます。
MFSGS は、自由度数の多い有限要素に特に役立ちます。節点数の多い構造は、ケースによっては10倍以上高速に解くことができます。MFSGS は、板要素またはソリッド要素で構成される構造の解析に特に役立つソルバーです。
GPU加速可能
解析時にグラフィックカードが持っているメモリを活用して解析を行う機能です。CPUのみを活用する解析とGPUを使用して行う解析は、処理方法において違いがあるため、GPU加速を使用する場合、解析の実行速度を向上させることができます。
線形座屈解析の場合、Multi Frontal Sparse Gaussian Solverを使用すると、解析速度が大幅に低下します。
マルチプロセッサー
プロセッサーの数 : CPU数を入力します。
マルチフロンタルスパース ガウス ソルバーは、解析速度を向上させるためにマルチスレッド機能をサポートします。CPUが2台のパソコンの場合、解析時間を30~40%まで減らすことができます。
解析で使用する保存容量
システムが持っているメモリの一部のみを使用して解析を実行したい場合に入力します。
自動を選択した場合は、プログラム内部でメモリを把握し、適切なメモリを使用します。