機能
- モデルの座屈モード形状と臨界座屈荷重係数を確認します。
経路
メインメニュー:[結果]タブ > [タイプ : 一般] > [モード形状]グループ > [モード形状] > [座屈モード形状]
入力
座屈モード形状 ダイアログボックス
荷重ケース(モード数)
確認するモード次数を選択します。
”複数モード”ボタンをクリックして希望するモードを選択すると、複数のモード形状を同時に確認することができます。
成分
確認するモード成分を以下から選択します。
Md-X : 全体座標系のX軸方向の座屈モード成分
Md-Y : 全体座標系のY軸方向の座屈モード成分
Md-Z : 全体座標系のZ軸方向の座屈モード成分
Md-XY :
Md-YZ :
Md-XZ :
Md-XYZ :
表示形式
表示タイプを以下から指定します。
座屈モード形状を表示します。
モード形状の倍率 : 座屈モード形状の倍率を調整します。
3次補間 : 各節点のモード形状(回転角を含む)を3次曲線で補間して表示します。
3次補間係数 : 3次曲線の補間時に適用される係数で、要素の曲率に影響します。
2.変形前
座屈モード形状に変形前のモデル形状を追加で表示します。
モデル形状の表現方法は”ディスプレイオプション”で調整できます。
3.数値
座屈モードの変形値を作業画面に表示します。
数字のフォントと色は、”ディスプレイオプション”で設定できます。
小数点以下桁数 : 表示する数字に小数点以下の桁数を指定します。
指数 : 指数形式で表示します。
最小 & 最大 : 最大値と最小値を表示します。
最大絶対値 : 最大絶対値を表示します。
最大 : 最大値のみを表示します。
最小 : 最小値のみを表示します。
制限値(%) : 選択した最大値または最小値に対する変形量の画面表示の制限を設定します。
傾斜角度 : 数値を表示する角度を指定します。
小数点以下の桁数の初期値は、"プロジェクト>管理情報>プレファレンス" で調整できます。
4.凡例
作業ウィンドウの右または左に、解析結果に関連するさまざまな参照を表示します。
凡例の位置 : 作業画面における凡例の表示位置を示します。
数値表示形式 : 凡例の値のタイプと小数点以下桁数を指定します。
5.アニメーション
座屈モードの変形過程を動的に表現します。適用ボタンをクリックし、作業画面下端のアニメーションコントロールの右側にある録画ボタンをクリックします。
アニメーションのモード : 解析結果に対するアニメーションのタイプを設定します。
コンター図のアニメーション : アニメーションの変形量によって、変形を表現するコンター図の色を変更するかを指定します。
半周期/全周期を繰り返す : 変移過程の繰返し周期を選択します。
構造物の形状に対しては「半周期」を選択し、振動モードや座屈モードに対しては「全周期」を選択します。
AVIオプション : アニメーションウィンドウを生成するために必要なオプションを入力します。
1ピクセルあたりのビット数 : アニメーションのデフォルトウィンドウを作成するためのピクセル
あたりのビット数
ストリームの圧縮 : 映像データを圧縮する方法
半周期当たりのフレーム数 (3~300) : 「半周期」を表現するフレーム数
1秒当たりのフレーム数 (5~60) : 動的シミュレーションを表現する1秒あたりのフレーム数
6.コンター図
振動モード形状をコンター形式で表示します。
範囲 : コンターの範囲を定義します。
範囲調整 : コンター輪郭の色の分布範囲を割り当てます。この機能を使用すると、特定の範囲に
特定の色を割り当てることができます。
コンター図の最小/最大値の範囲が結果値の最小/最大より大きい場合があります。コンター図範囲の値が結果値を超えると、ランク0およびランク11に入力されます。
色数 : コンターの色数を制御します(6、12、18、24色から選択)。
色相 : コンターの色を制御します。
色相表 : カラーの種類を指定します。
色相表の調整 : コンターの区域別の色を指定します。
コンター図の反転 : コンターの色の変化順序を反転します。
コンターライン : コンターラインの色を指定します。
要素エッジ : 要素エッジの色を指定します。
コンター図オプション : コンター図の表示オプションを指定します。
塗りつぶし
グラデーション : コンターの色の変化をスムーズに表示します。
コンターラインの表示 : コンター色の境界をラインで表示します。
塗りつぶしなし
コンターラインのみを表示します。
単色線 : コンターラインをモノグロカラーで表示します。
コンター値の表示
コンターの範囲を示す凡例または注釈が表示されます。
間隔 : 凡例または注釈の間隔を指定します。
コンター図の高速表示 (大型板/ソリッド要素に適用)
コンター図を示すのに必要な時間を短縮するために、板またはソリッド要素の大型モデルに対して
単純化されたコンター図を表示します。
拡張変換
切断面に沿って板要素またはソリッド要素のコンターラインを表示する場合、3次元のコンターラインが生成されます。解析結果の正の方向は、局所要素座標系のz軸方向に向けられます。
このオプションは、変形オプションと同時に適用することができません。同様に、陰線除去表示オプションを使用して板要素の厚さを表示したり、両方オプションを使用して上部および下部の部材力(応力)を表示する場合には、このオプションと同時に適用することができません。
モード形状を初期不整に反映
線形座屈解析によるモード形状を解析モデルの初期不整として考慮します。初期不整を考慮したモデルは非線形増分解析を行って座屈挙動を把握するための材料/幾何非線形解析で使用できます。
増減係数
更新された座標 = (初期座標) + (モード形状) x (増減係数)
最大値
更新された座標 = (初期座標) + (モード形状) x (最大値)/(最大モード形状)
「最大値」を選択すると、モード形状の大きさはDtXYZ(V)値に基づいて調整されます。
適用例 :
- 節点の座屈モード形状(座屈モード形状の相対変位) DtX(V)=1, DtY(V)=2, DtZ(V)=3, DtXYZ(V))=3.742
- 最大値 = 5
- 増減されたDtX(V)=1x(5/3.742), DtY(V)=2x(5/3.742), DtZ(V)=3x(5/3.742), DtXYZ(V))=3.742x(5/3.742)