機能
- 一般的なプログラム運用に必要な各種初期設定状態を指定するために使用されます。
- このコマンドによって設定される初期状態は次の通りです。 初期設定状態の照会または修正は、ダイアログボックスの左側のツリーメニューを利用します。
使用環境
一般:ユーザー名、所属会社のロゴ、一時ファイルの生成ディレクトリ、ファイルの一時保存、作業ディレクトリの指定
ビュー:作業画面の初期状態の設定
許容誤差:節点の統合または線要素の交差分割の許容誤差を指定
材料&断面:作業に使用する材料及び部材断面のデータベースを指定
荷重:床荷重定義時に入力する荷重の大きさを予めデータベースに保存
結果:設計機能に適用する構造材料別設計基準と鉄骨の材質指定
グラフィック:グラフィック画面の出力オプションを指定
表記形式
形式 - 寸法 & その他:モデルデータと解析結果の出力に使用される数値の出力形式を指定
形式 - 断面力/荷重/加速度
形式 - 荷重
経路
メインメニュー: [プロジェクト] タブ > [管理情報] グループ > [プレファレンス]
入力
プレファレンスを実行すると、次のようなプレファレンス ダイアログが表示されます。
プレファレンス ダイアログ
ダイアログの左側にあるツリーメニューの各項目を選択すると、該当する内容が右側に表示されます。
‘OKボタンをクリックした時に保存’ をチェックした後、[OK] ボタンをクリックすると現在の設定値が適用され、ウィンドウのレジストリに保存され、次プログラムを実行するときにも同様に適用されます。
全て初期化:すべての設定内容をデフォルト値に初期化します。
現設定を初期化:現在の設定内容をデフォルト値に初期化します。
使用環境 > 一般
会社:使用者名
ロゴ BMP:様々な分析/設計の結果として出力される会社のロゴが含まれたファイルを指定します。
臨時フォルダ:プログラム使用中に一時ファイルが生成され削除されるディレクトリを指定します。
臨時フォルダは容量が十分に確保されたドライブを指定する必要があります。 ディスク容量が不足すると、実行速度が遅くなったり、問題が発生する原因となる場合があります。
自動保存:プロジェクトファイルを指定された時間間隔で自動保存します。
バックアップファイル作成 (.bak):ファイルが変更され、保存されるたびにバックアップ ファイル(.bak)を保存します。
最近のプロジェクトリスト:ファイルメニューの下に最近使用したファイルの数を一覧表示します。
データフォルダ:プロジェクトファイルの開閉時にディレクトリを表示します。
基本フォルダ:Windowsが提供する基本ディレクトリを使用します。
使用者指定:ユーザーが指定した作業ディレクトリ
使用環境 > ビュー
新しいプロジェクトファイルを作成したり、既存のファイルを開いたりするときに、作業画面の初期状態を設定します。
解析モデルのサイズの初期値:新しいプロジェクトを作成する際に基本ウィンドウのサイズを指定
点グリッド初期値
グリッド間隔 X:新しいプロジェクトを作成する際、点グリッドのUCS x軸方向の間隔距離を指定
Set Point グリッド機能を利用して一時的に修正、使用することができます。
グリッド間隔 Y:新しいプロジェクトを作成する際、点グリッドのUCS y軸方向の間隔距離を指定
Set Point グリッド機能を利用して一時的に修正、使用することができます。
グリッド on:プロジェクトファイルを新しく作成したり、既存のファイルを開くときに画面に点グリッドを表示するか否か指定します( [グリッド] 参照)。
視点
新しいプロジェクトファイルを作成したり、既存のファイルを開くときにモデルウィンドウをアイソメ表示または上面表示に表示するかを指定します( [視点] 参照)。
スナップ
新しいプロジェクトファイルを作成するか、既存のファイルを開くときに、点グリッド、線グリッド、節点、および要素に対するスナップ機能の適用可否を指定します( [スナップ] を参照)。
垂直ツールバーの位置
選択/解除、アクティブ/非アクティブ、要素縮小表示、陰線除去表示、節点/要素番号表示、ディスプレイ、ディスプレイオプション等のツールバーをモデルビューの左右のどちらに表示させるかを指定します。
使用環境 > 許容誤差
0.0とみなす許容値
指定された値より小さい値を「0」として扱います
重複節点のマージ計算の許容誤差
2 つ以上の節点を単一の節点に統合するための許容誤差を指定します。 許容誤差は、節点を結合またはコピーするときに適用されます。
交差計算の許容誤差
交差計算を行う際、近接する節点と要素または要素間の統合許容限界を指定します。
使用環境 > 材料&断面
材料と断面のデータベースを指定します。
使用環境 > 荷重
床荷重は、入力する荷重を予めデータベースとして保存します。ここで保存した床荷重は、[荷重] > [圧力荷重] > [床荷重の指定] > [床荷重タイプの設定] で床荷重を定義する際に呼び出すことができます。
使用環境 > 結果
荷重組合わせのタイプでエンベロップが "All" の場合符号を持つ:エンベロップタイプの荷重組み合わせにおいてAllの結果は、含まれた条件の中で絶対値が最も大きい値を選択します。
この結果を出力するとき、符号を含めるかの可否を指定します。
使用環境 > 設計/荷重規準
設計で使用する設計規準と鉄筋材質などを選択します。 また、設計を実行した後に作成されるWord/Excelレポートに使用する言語を選択することができます。
次の項目別に指定します。(共通,鋼,コンクリート,合成,SOD)
使用環境 > お知らせ & ヘルプ
MIDASからのお知らせを表示:midas Civil-NX実行時、MIDASのホームページで最新プログラムのアップグレード情報を確認することができます。
使用環境 > グラフィック
グラフィック環境設定
グラフィック表示用のバッファーサイズを指定します。
ベクトル方式による出力
プログラムで基本的に使用するOpen-GLを使用する場合、プリンター出力に時間がかかることがあります。 ベクトル方式を使用すると出力時間を短縮することができます。
低解像度出力
グラフィックドライバーの仕様によりベクトル方式で印刷された結果の余白処理が画面と異なる場合があります。この場合には、低解像度出力オプションを利用し余白を最適化することができます。ただし、グラフィックの印刷クオリティはベクトル方式より低くなります。
表記形式 > 形式 - 寸法 & その他
解析結果を出力する際、小数点以下の桁数を指定します。
自動がチェックされると、すべての数値が単位系により既に指定されている形式として自動的に合わせられ、出力されます。自動をチェックオフにすると、ユーザーの任意で項目別の小数点以下の桁数を指定することができます。指数型がチェックされると、指定された小数点の桁数を無視し、すべての値が指数の形式で出力されます。
表記形式 > 形式 - 断面力/荷重/加速度
表記形式 > 形式 - 寸法 & その他 と同じ
表記形式 > 形式 - 荷重
荷重を表示する出力形式を指定します。
内定型 : 有効桁数
固定型 : 小数点以下の桁数
指数型 : 指数の桁数