機能
- 有効幅を考慮した断面応力を検討したい場合、断面係数の変更のために y軸に対する断面2次モーメント(Iyy)と中立軸から断面上、下縁までの距離(z_top、z-bot)に対する増減係数を入力します。
入力された増減係数は応力計算にのみ適用され、断面力およびたわみ計算には影響を与えません。
経路
メインメニュー: [材料/断面] タブ > [断面] グループ > [有効幅の増減係数]
入力
境界グループ名
増減係数を含む境界条件グループを選択します。
増減係数は通常、負のモーメント ゾーンのサポート付近の要素に適用されます。そのため、サポートがない場合、断面剛性を下げる必要がありません。これが、増減係数が境界グループに関連している理由です。
施工段階の解析時、特定の施工段階で有効幅の増減係数を含む境界条件グループが非アクティブされている場合でも、有効幅の増減係数は最終ステージまで適用されます。
後処理および設計応力計算用の有効幅の増減係数は、最終ステージに適用された係数が使用されます。
オプション
追加/変更:増減係数を新規または変更入力
削除:増減係数を削除
増減係数
Iy の増減係数:応力計算時に適用する y軸に対する断面2次モーメントの増減係数
z_top 距離の増減係数:応力計算時に適用する中立軸から上面(Top)までの距離の増減係数
z_bot 距離の増減係数:応力計算時に適用する中立軸から下面(Bot)までの距離の増減係数
J-端部:I端と J端の有効幅係数を別々に入力することができます。変断面を持つ要素または等断面でも、支持点の近くに位置し、I端と J端の有効幅係数が異なる場合に使用します。