機能
- 使用者定義の分布図を表示します。
- 分布図の定義で設定した要素グループを選択して分布図を出力します。
経路
メインメニュー:[結果]タブ > [タイプ : 一般] > [結果表示]グループ > [分布図表示] > [分布図の表示]
入力
分布図の表示ダイアログ ボックス
荷重ケース/組合わせ
希望する荷重条件や荷重の組み合わせ条件を選択します。
荷重の組合わせを新規入力、修正、または追加する場合は、右側のボタンを利用します(”結果>タイプ:一般>荷重組合せ>荷重組合せ”を参照)。
ステップ
解析結果を出力するステップを指定します。幾何学的非線形解析における荷重増分、および施工段階解析や施工段階別の水和列解析で定義した追加ステップを指定します。
分布図グループ
分布図の定義で設定した分布図グループのリストが表示されます。画面に分布図を出力するグループにチェックします。
倍率
自動 : 図に表示される最大の出力値がモデル全体を含む仮想六面体の対角線の長さの1/20に等しくなるようにします。
参照値 : 入力した値がモデル全体を含む仮想六面体の対角線の長さの1/20に等しくなるようにします。
例えば、次のようなモデルの場合、モデル全体を含む仮想六面体(黒枠の点線)の対角線(青色の実線)の長さを計算し、この長さの1/20にあたる長さと出力結果の最大値が等しくなるように分布図を出力します。グループ別の最大値ではなく、全ての結果の最大値を基準に分布図を描くため、異なる種類の結果(力と変位、または力と応力)を同時に出力する場合、そのいずれかの結果に対する分布図が相対的に非常に小さい値で表現されることがあります。このような場合は、グループごとにディスプレイオプションで倍率を調整して、適切な分布図が表示されるようにします。
仮想の六面体とその対角線
下図は、アーチリブには軸力、桁には曲げモーメントを出力した結果です。
自動倍率を適用した分布図の出力結果
桁に対して倍率を調整した分布図の出力結果
要素グループリストから一つを選択し、ディスプレイオプションをクリックすると、その要素グループの結果出力に対する設定を変更することができます。
ディスプレイオプションダイアログ ボックス
分布図オプション
色相 : 分布図のカラーを選択します。
倍率 : 分布図の倍率を入力します。さまざまな種類の結果を同時に出力するため、デフォルトの倍率が適切でない場合があります。その場合はこの倍率を変更して要素グループ別に分布図の倍率を調整することができます。
下の上図は倍率が多少不適切な場合の例です。このような場合、各要素グループの倍率を調整することで下の下図のように出力することができます。
値表示
画面に結果値を出力するときにチェックします。
小数点以下 : 表示する数字に小数点以下の桁数を指定します。
指数 : 指数形式で表示します。
傾斜角度 : 数値を表示する角度を指定します。
デフォルトの小数点以下桁数は、「プロジェクト>プレファレンス」で制御できます。
傾斜角度 = 0 の場合、数値を節点または要素の右側に水平に表示します。
ここでの角度は反時計回りを基準とし、数字の読みやすさを向上させるために使用します。
数値を表示する断面 : 要素の部材力を数値で出力する位置を指定します。
I : 梁要素の始節点(N1)で発生する断面力を数値で表示します。
中央 : 梁要素の中央における断面力を数値で表示します。
J : 梁要素の終節点(N2)で発生する断面力を数値で表示します。
最大絶対 : 梁要素(4断面)の5ポイントにおける断面力の内、最大絶対値を梁要素の中央で数値で表示します。
最小/最大 : 梁要素(4断面)の5ポイントにおける断面力の内、最小および最大を梁要素の当該位置で数値で表示します。
全て : I端、中央、J端における値を同時に表示します。
グループの最大/最小のみ : 各グループ内の最大/最小値のみを表示します。
最小 & 最大 : 最大、最小値の両方を表示
最大絶対値 : 絶対値が最大の数値を表示
最大値 : 最大値のみを表示
最小値 : 最小値のみを表示
制限値(%) : 選択された最大あるいは最小値から、”(最大値-最小値)×制限値”の範囲内にある全ての要素断面力を表示
一括表示ボタンをクリックして使用者が定義した分布図を一括出力します。施工段階と荷重ケース/組合わせを自由に組み合わせることができ、施工段階別に色を指定して出力することができます。
一括表示ダイアログ ボックス
荷重ケース/組合せタイプ
ステージ : 施工段階の荷重に対する分布図を出力します。荷重条件を選択し、出力する施工段階を選択します。
最終ステージ : 完成後荷重に対する分布図を出力します。
荷重ケース/組合せ
使用者定義の分布図を生成するための荷重ケース/組合せを選択します。選択した荷重ケース/組合せタイプに応じて、施工段階中または施工後の荷重を選択することができます。
全て選択 : 全ての荷重ケース/組合せを選択します。
全て解除 : 全ての荷重ケース/組合せを選択解除します。
色設定 : ”最終ステージ”を選択すると、静甲後の様々な荷重の組合せ別に分布図の色を指定します。
ステージ
荷重ケース/組合せタイプで”ステージ”を選択した場合に有効になり、使用者定義の分布図を出力する施工段階を選択します。
全て選択 : 全ての施工段階を選択します。
全て解除 : 全ての施工段階を選択解除します。
色設定 : 施工段階別に出力する分布図の色を指定します。