機能
建物の施工ステージ別の解析を行うために、各施工ステージにアクティブまたは非アクティブになる要素と境界条件、荷重を指定して、各施工ステージの解析モデルを定義します。
施工段階解析では[要素別の剛性増減係数]は考慮されません。
[施工段階解析用の剛性断面]を設定している要素に対してのみパーツ別に考慮することができます。
呼出
リボンメニュー:荷重 > 施工段階解析 > 施工段階解データ > 施工ステージの設定
入力
名称 : 定義しようとする施工ステージの名前を入力します。
期間 : 定義しようとする施工ステージの持続期間を入力します。
日数 : 該当施工ステージの累積時間を表示します。
ステップ : 追加で入力した追加ステップの数を表示します。
結果 : 施工ステージ解析の結果が保存される基準を表示します。
「ステージ」と表示された場合は該当施工ステージの最終ステップの結果が出力され、
「ステージ, ステップ」と表示された場合は定義されたすべてのステップで結果が保存されます。
追加 : 施工ステージを新規作成してリストに追加します。作成された施工ステージはリストの最後に追加されます。
前に挿入 : リストで選択した施工ステージの直前に、新しい施工ステージを追加作成します。
後に挿入 : リストで選択した施工ステージの直後に、新しい施工ステージを追加作成します。
生成 : 複数の施工ステージを一度に生成します。
表示 : リストで選択した施工ステージの構成を確認または修正します。
削除 : リストで選択した施工ステージを削除します。
閉じる : 施工ステージダイアログを終了します。
表示
施工段階 ダイアログボックス
1. 施工ステージを新規に定義する場合
施工ステージ(Construction Stage)を追加する位置に従って、追加, 前に挿入, 後に挿入 ボタンをクリックして施工ステージの設定を呼び出し、次の内容を入力します。
ステージ
名称 : 定義しようとする施工ステージの名前を入力します。
期間 : 定義しようとする施工ステージの持続期間(Duration)を入力します。
結果の保存
施工ステージ内での解析ステップを定義します。1つの施工ステージ内すなわち、モデルと境界条件が等しい状態で荷重作用時期を変更するとか、追加的な荷重の作用を反映しようとする場合、ステップを追加で生成します。
ステージ : 解析結果を施工ステージごとに保存します。
結果ステップ : 施工ステージごとの解析結果と、施工ステージ内の各ステップごとの結果をすべて保存します。
現ステージの情報 : 現在の施工ステージに適用可能な節点・要素・境界条件および荷重グループを表示します。ボタンをクリックすると、次の現ステージの情報ダイアログボックスが表示されます。
追加ステップ
施工ステージ内での解析ステップを定義します。1つの施工ステージ内すなわち、モデルと境界条件が等しい状態で荷重作用時期を変更するとか、追加的な荷重の作用を反映しようとする場合、ステップを追加で生成します。
日数
施工ステージの持続期間内で、ステップに設定する経過期間を入力します。これは、下部の荷重タブで荷重のアクティブ時間または非アクティブ時間に適用されます。
追加 : 該当の施工ステージで、入力した期間(Day)の経過後をステップに設定して、下部のステップリストに追加します。
修正 : 下部のステップリストから指定されたステップの経過時間を修正します。
削除 : 下部のステップリストから指定されたステップを削除します。
消去 : すべてのステップを削除し、ステップリストを初期化します。
自動生成
いろいろなステップを同時に生成します。 ステップ番号に設定しようとするステップの数を入力して ステップ生成ボタンをクリックすると、入力したデータに見合った数のステップが生成され、経過時間(Day)は該当の施工ステージの持続期間(Duration)に対する代数尺度(log scale)上の同一間隔に分割されて、自動入力されます。
要素タブ
該当の施工ステージに適用される要素を定義するために、要素グループ(Structure Group)をアクティブまたは非アクティブに設定します。
グループリスト
入力されている要素グループのリストが並びます。グループを追加、修正するには、右側の ボタンをクリックして"要素グループの定義"ダイアログボックスを呼び出します。
アクティブ
該当の施工ステージからアクティブにするグループをリスト(Group List)で指定し、追加ボタンをクリックしてアクティブのグループ
リストに追加します。修正や 削除ボタンを利用して、アクティブのグループリスト(Activation Group List)に登録された
グループの材齢の修正や、リストからの削除をすることができます。
材齢
追加または修正するグループの材齢を入力します。
これは、該当の施工ステージ以前に発生した、クリープと乾燥収縮の影響を反映するために使われます。
したがって、該当の施工ステージの開始と同時に打設する部材の材齢は、'0'になります。
一般的な場合、コンクリートの打設後、型枠を解体するまでの期間、すなわちコンクリートの養生期間を入力します。
非アクティブ
該当の施工ステージから非アクティブにするグループをリスト(Group List)で指定し、追加ボタンをクリックして非アクティブの
グループリストに追加します。修正や削除ボタンを利用して、非アクティブのグループリスト(Deactivation Group List)に
登録されたグループの材齢の修正や、リストからの削除をすることができます。
要素断面力再分配率
要素が非アクティブになる時、該当の要素が負担した耐力の何%をアクティブのグループ(要素)に伝達するかを決めます。
すべての施工ステージは、前段階の設定内容が累積して適用されます。一度、アクティブになった要素、境界条件、荷重は以後非アクティブになるまでアクティブ状態を維持して施工ステージ解析に有効に適用されます。
境界タブ
該当の施工ステージに適用される境界条件を定義するために、境界条件のグループ(Boundary Group)をアクティブまたは非アクティブに設定します。
グループリスト
入力されている境界条件グループのリストが並びます。
グループを追加、修正するには、右側の ボタンをクリックして"境界グループの定義"ダイアログボックスを呼び出します。
アクティブ
該当の施工ステージからアクティブにするグループをリスト(Group List)で指定し、追加ボタンをクリックしてアクティブのグループリストに追加します。修正や削除ボタンを利用して、アクティブのグループリスト(Activation Group List)に登録された、グループの支持点/弾性支持点の位置設定のオプションの修正や、リストからの削除をすることができます。
支持条件/バネの位置
境界条件に収束(Constraint)条件または弾性支持条件が含まれた場合、これらの指定位置を決めます。
元の位置 : 元の位置 : 構造物の本来の位置(変形前)に境界条件を適用
変更後の位置 : 構造物の変形後の位置に境界条件を適用
支持条件/バネの位置は、ILM橋梁などで構造物の施工ステージに境界条件の変化を反映しなければならない場合に考慮されます。例えば、橋脚の位置まで圧出された手延べ桁の自重によってたわみが発生した場合、その変形位置に支持条件を与える方法が変更後の位置、変形状態を橋脚の位置まで強制に復旧して支持条件を与える方法が元の位置です。ILM 橋ステージウィザードを使用した場合、ヒンジ支点の橋軸方向の支持条件(DX)を除いたすべての境界条件は、元の位置に設定されます。
非アクティブ
該当の施工ステージで、非アクティブにするグループをリスト(Group List)から指定し、追加ボタンをクリックして非アクティブグループリストに追加します。修正や削除 ボタンを利用して、非アクティブのグループリスト(Deactivation Group List)に登録されたグループの支持点/弾性支持点の位置設定のオプションの修正や、リストからの削除をすることができます。
境界条件のグループは、該当の施工ステージが始まる瞬間に、アクティブまたは非アクティブになります。
荷重タブ
該当の施工ステージに適用される荷重ケースを定義するために、荷重グループ(Load Group)をアクティブまたは非アクティブに設定します。荷重のアクティブまたは非アクティブは、施工ステージ及びステップで可能です。ステップで荷重をアクティブまたは非アクティブにするには、該当の施工ステージに追加ステップが定義されている必要があります。
グループリスト
入力されている荷重グループのリストが並びます。グループを追加、修正するには、右側の
ボタンをクリックして"荷重グループの定義"ダイアログボックスを呼び出します。
アクティブ
該当の施工ステージからアクティブにするグループをリスト(Group List)で指定し、追加ボタンをクリックしてアクティブグループリストに追加します。修正や削除 ボタンを利用して、アクティブのグループリストに登録された荷重グループのアクティブ時間の修正や、リストからの削除をすることができます。
アクティブ日数
該当の施工ステージの開始から荷重がアクティブになり作用し始める時間を選択します。
施工ステージの開始時間か終了時間かを選択します。追加ステップが定義されている場合、各ステップが属した該当の施工ステージでの経過時間(Day)がリストに並びます。
非アクティブ
該当の施工ステージから非アクティブにするグループをリスト(Group List)で指定して 追加ボタンをクリックして非アクティブのグループリストに追加します。修正や削除ボタンを利用して、非アクティブのグループリストに登録されたグループのアクティブ時間の修正や、リストからの削除をすることができます。平面荷重と床荷重は、あるステージで一回載荷されると、以後のステージでを消去できないので、この2種類の荷重が含まれた荷重グループは非アクティブリストに追加できません。
生成された施工ステージに対しては、一般の静的解析のみ行われます。時刻歴応答解析、応答スペクトル解析などの解析機能は、最終施工ステージ(Final Stage)のモデルに対してのみ行うことができます。
2. いくつかの施工ステージを一度に定義する場合
施工ステージダイアログボックスで生成ボタンをクリックして施工ステージの設定ダイアログボックスを呼び出して、次の事項を入力します。一括生成された施工ステージは修正/表示ボタンをクリックして、その構成を修正することができます。
ステージ
名称 : 定義する施工ステージの名前
接尾語 : 施工ステージの名前の後に追加される施工ステージの番号
例) 名称に'CS', 接尾語に'1 to 4'を入力すると、'CS1'から'CS4'まで4個の施工ステージが生成されます。
期間 : 施工ステージの持続期間
追加ステップ
各施工ステージで、荷重の変化を反映するためのステップを生成します。
日数
施工ステージの持続時間(期間)内の、ステップに設定する経過時間を入力します。これは施工ステージの設定ダイアログボックスで、該当の施工ステージの構成を修正する時、荷重タブの荷重アクティブの時間または非アクティブの時間に適用されます。
追加 : 該当の施工ステージから入力した時間(日数)の経過後をステップで設定し、下部のステップリストに追加します。
修正 : 下部のステップリストから指定されたステップの経過時間を修正します。
削除 : 下部のステップリストから指定されたステップを削除します。
消去 : すべてのステップを削除して、ステップリストを初期化します。
自動生成
いろいろなステップを同時に生成します。ステップ番号に設定するステップの数を入力して ステップ生成ボタンをクリックすると、入力したデータに見合った数のステップが生成されて、経過時間(日数)は同間隔に分割されて自動入力されます。
結果の保存
解析結果を保存する方法を決めます。ステージとステップの両方を適用することもできます。
ステージ
解析結果を施工ステージ別に保存します。
追加ステップ
解析結果を施工ステージ内のステップ別に保存します。適用またはOK ボタンをクリックすると、施工ステージダイアログボックスの施工ステージリストの終わりに、一括生成された施工ステージが追加されます。