機能
建築構造物の弾性/非弾性のたわみを考慮するための施工段階別解析を行う場合、施工段階別の要素、境界条件および荷重を一貫に入力して施工段階を自動生成します。したがって、超高層建物のように施工段階を定義するのに多くのデータ入力が必要な場合は、自動生成ボタンをクリックして基本的な施工段階データを自動生成したあと、必要な部分だけを修正することができるため、施工段階別にデータを一つ一つ入力しなくても済みます。
ただし、施工段階解析に必要な情報(要素、境界条件、荷重)はこのウィザード機能を適用する前に既に入力されていなければなりません。もしこの機能を利用して施工段階を定義した後に、要素、境界条件、または荷重を追加/修正した場合は、施工ステージの設定とグループ機能を利用して変更事項を施工段階別のモデルに適切に反映しなければなりません。
材料の時間依存性を考慮しない弾性変形のみを考慮した施工段階解析を行う場合は、施工プロセス用固定荷重と施工プロセスのリストだけを設定すれば良いです。この時施工段階解析の制御データの解析オプションで時間依存性材料特性を含むかのチェックボックスをオフにすると不要な反復解析は行いません。
呼出
リボンメニュー:荷重 > 施工段階解析 > 施工段階解データ > 建物用施工ステージウィザード
入力
建物用の施工ステージウィザードダイアログボックス
施工プロセス用固定荷重
施工段階解析に適用する施工過程での荷重(スラブの自重など)を入力した静的荷重ケースを選択します。荷重ケースを追加または修正する場合、 ボタンをクリックして静的荷重ケースのダイアログボックスを呼び出します。
ステージ期間 : 施工段階の持続期間(day)
部材材齢 : 部材の初期材齢(day)
部材の初期材齢は、コンクリートの打設から型枠を解体して、持続荷重が作用し始める時期までの期間のことです。GEN NXの施工段階解析機能では、各施工段階の開始を、コンクリートの打設時期ではなく、部材に持続荷重が作用し始める時期とします。これより、コンクリートの打設後、型枠を解体するまでの期間は施工段階の持続期間から除かれるので、この期間を初期材齢として入力してこそ、コンクリートの時間依存特性を正確に考慮することができます。
施工プロセスのリスト
各施工段階に生成される層と施工荷重の作用時期を定義します。
「 スプレッド・シート形式 」ボタンをクリックした場合
ステップ
施工段階の番号(一貫番号)を入力します。鉄骨とRC部材等を同時に使用する複合構造のような場合で、ある特定の施工段階に別々の層の要素を追加する時に同じ施工段階番号を繰り返して入力することで、層が別の要素でも1つの施工段階に設定することができます。
モデル
タイプ : 各ステップで追加施工(要素の生成)する方法を選択します。
材料タイプ : 材料の種類で指定
材料名 : 材料の名称で指定
材料 : 追加される層に施工される要素の材料を選択します。
層 (To) : 各ステップで施工される層を指定します。
施工段階における層の定義は、スラブを規準とします。すなわち、施工段階に含ませたい高さにあるスラブが属している層を基準にして選択します。
例えば、上図のモデルにおいて最初の施工段階で、高さ6 mまでを一つの施工段階と指定するためには層で'3F'を選択すれば良いです。

荷重 : 各ステップで、固定荷重が作用する層を指定します。
開始 : 施工時、固定荷重が作用する最下層として、前のステップの 終了 で指定された層のうち上部層が自動に指定されます。
終了 : 施工時、固定荷重が作用する最上層を選択します。
施工段階解析では、層に荷重が作用する瞬間、層ダイヤフラムが形成されると仮定し、施工ステージ用の剛床グループ機能でユーザーが指定した、各層のダイヤフラムグループをアクティブにします。
「 標準フォーム 」ボタンをクリックした場合
ステップ : 施工段階の番号(一貫番号)を入力します
施工荷重を載荷する層 : 該当の施工段階に、施工の時固定荷重が作用する層を指定します。
各ステップに対するモデル選択:各施工段階で施工される層を指定します。
タイプ : 該当の施工段階で、要素の生成を定義する方法を選択します。
材料タイプ : 材料の種類で指定
材料名 : 材料の名称で指定
材料 : 追加される要素の材料を選択します。
層 (To) : 該当の施工段階で施工される層を指定します。多くの層が1つの施工段階に属する場合、最上層を指定します。
追加固定荷重:各施工段階で附加荷重(床仕上、煉瓦荷重など)が作用する時期を指定します。
荷重ケース n : 施工段階解析の時に、施工時固定荷重以外に、追加的に適用する荷重の適用時期を指定します。
開始日 : 附荷荷重が作用し始める時間
層 : 材料の名称で指定
施工ステージウィザードデータの削除 : 施工ステージウィザードの入力内容を削除します。
自動生成 : 施工段階の形成を、自動的に指定することができる自動生成ダイアログボックスを呼び出します。
自動生成ダイアログボックス
施工ステージ
施工段階の自動定義用の情報を入力します。
荷重ケース : 施工の時、固定荷重ケース
層の増分値 : 施工段階で施工される層の数
ステージ期間 : : 施工段階の持続期間
部材の材齢 : 部材の初期材齢
部材の初期材齢は、コンクリートの打設から型枠を解体して、持続荷重が作用し始める時期までの期間のことです。MIDAS/Genの施工段階解析機能では、各施工段階の開始を、コンクリートの打設時期ではなく、部材に持続荷重が作用し始める時期とします。これより、コンクリートの打設後、型枠を解体するまでの期間は施工段階の持続期間(duration)から除かれるので、この期間を初期材齢として入力してこそ、コンクリートの時間依存特性を正確に考慮することができます。
追加固定荷重 n : 施工段階で附加荷重の作用を自動定義するための情報を入力します。
荷重ケース : 附加荷重の荷重ケース
層の増分値. : 施工段階で、附加荷重が同時に載荷される階の数
開始日 : 施工段階の解析後、附加荷重が作用し始める時期
日数の増分値 . : 附加荷重が次の層に作用するまでの期間