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ハッチング 作成 編集

ハッチング

機能

閉じた領域や選択したオブジェクトをハッチングパターンまたは、ソリッドで塗りつぶしま
す。

 

実行方法

メニュー:作成 > ハッチング > ハッチング
アイコン:
コマンド:HATCH(H)、BHATCH(BH)
ショートカットキー:項目がありません

 

関連機能

コマンド
プロパティコピー / 境界 / プロパティ / グラデーション / ソリッド

システム変数
FILLMODE HPANG HPASSOC HPBOUND HPDRAWORDER HPDOUBLE HPGAPTOL
HPINHERIT HPMAXLINESHPNAME HPOBJWARNING HPORIGIN HPORIGINMODE
HPSCALE HPSEPARATE HPSPACE PICKSTYLE

 

詳細説明

特定の境界範囲を一定なパターン(ハッチングパターン)で塗りつぶします。
閉じた領域内の1点を指定するか、領域を包むオブジェクトを選択することで、ハッチング範
囲を指定します。

適用するハッチングパターンの形を定義します。

 

 

種類及びパターン
ハッチング及びパターンの種類を指定します。

種類
作成するハッチングパターン(事前定義されたパターン、ユーザ定義パターン、ユーザパター
ン)を指定します。
事前定義されたパターンはプログラムでサポートできるファイルで保存されます。
ユーザ定義されたパターンは図面の現在の線種に基づいています。
ユーザパターンは検索パスに追加したすべてのユーザPATファイルに定義されたパターンで
す。

パターン
使用可能な事前定義されたパターンを表示します。
最近使用した6つの事前定義パターンがリスト上部に表示されます。
HATCHは選択したパターンをHPNAMEシステム変数で保存します。
パターンオプションは[種類]で事前定義を選択した場合のみに使用できます。

[...]ボタン
事前定義されたすべてのパターンをプレビューできる[ハッチングパターンパレット]のダイ
アログボックスを表示します。


ハッチングパターンの色を指定します。

サンプル
選択されたパターンのプレビューを表示します。
見本をクリックすると、ハッチングパターンパレットのダイアログボックスが表示されます。
SOLIDパターンが選択された場合には右側の矢印をクリックして色リストを表示または色設定
のダイアログボックスを表示できます。

カスタム
使用可能なユーザパターンを一覧します。
最近使用した6つのユーザパターンがリストの上に報じされます。
選択したパターン名はHPNAMEシステム変数で保存されます。
ユーザパターンオプションは種類をユーザに選択した場合のみ使用可能です。

[...]ボタン
すべてのユーザパターンをプレビューできるハッチングパターンパレットのダイアログボ
ックスを表示します。

 

 

角度及び縮尺
選択されたハッチングパターンの角度及び縮尺を指定します。

角度
ハッチングパターンで使用する角度を現在UCSのX軸を基準に指定します。
HATCHは角度をHPANGシステム変数で保存します。

縮尺
事前定義されたパターンまたはユーザパターンを拡大または縮小します。
HATCHは縮尺をHPSCALEシステム変数で保存します。
このオプションは種類を事前定義またはユーザに設定した場合のみに使用できます。

ダブル
ユーザ定義されたパターンの場合、元の線に90度になる位置に2番目線セットを作成して交差
ハッチングを作成します。
このオプションはハッチングタブで種類をユーザ定義に設定した場合のみに使用できま
す。 (HPDOUBLEシステム変数)

画層空間に相対的
レイアウト空間の単位を基準にハッチングパターンの縮尺を設定します。
これにより、適切な縮尺にハッチングパターンが表示できます。

オフセット
ユーザ定義されたパターンで線の間隔を指定します。
HATCHは間隔をHPSPACEシステム変数で保存します。
このオプションは種類をユーザ定義に設定した場合のみに使用できます。

ISO ペンの幅
選択されたペン幅にISO関連パターンの縮尺を指定します。
ハッチングパターンで’ISO’ハッチングパターンが選択されるとオンになります。

 

 

ハッチング原点
ハッチングパターン生成の開始位置を調整します。
ブリックパターンのような一部のハッチングはハッチング境界内にある1点と整列させなけれ
ばなりません。
既定値として、すべてのハッチング原点は現在UCS原点に該当します。

現在の原点を使用
HPORIGINMODEシステム変数で保存された設定を使用します。
原点は基本的に0、0で設定されます。

新しい原点を設定
新しいハッチングの原点を指定します。
次のオプションを使用できるようにするには、このオプションをクリックします。

クリックして新しい原点を設定
新しいハッチング原点を画面上で直接指定します。

境界範囲を既定値に設定
ハッチングオブジェクトに対する境界の長方形範囲を基準に新しい原点を計算します。
選択は範囲の各々の4コーナー及び中心を含みます。 (HPORIGINMODEシステム変数)

原点の規定値として保存
新しいハッチング原点の値をHPORIGINシステム変数で保存します。

 

 

境界

追加: 点をクリック
指定された点を基準に閉じた領域を構成する既存のオブジェクトから境界を決定します。

内部点を選択 :
内部点を指定する間はいつでも図面領域を右クリックしてダイアログボックスに戻ること
ができます。

島検出にチェックすると、オプションによって指定された点で定義される外郭境界内にあ
る孤立領域を検出します。

追加オブジェクト選択
選択されたオブジェクトで閉じた領域を構成する境界を決定します。

オブジェクトを選択:
内部オブジェクトは自動では探知されません。
現在の島検出スタイルによってオブジェクトをハッチングまたは塗り潰しするには、選択
された境界内でオブジェクトを選択しなければなりません。

オブジェクト選択オプションをクリックするたびに HATCHは以前選択セットをキャンセル
します。

オブジェクトを選択する間はいつでも図面領域を右クリックしてダイアログボックスに戻
ることが出来ます。

境界を除外
追加されたオブジェクトを境界定義からすべて除去します。

オブジェクト選択:
境界定義からオブジェクトを除去します。

境界追加:
境界定義にオブジェクトを追加します。

境界再作成
選択されたハッチングまたは塗り潰しを中心にポリラインまたは領域が作成され、
選択的にハッチングオブジェクトと連関できます。

選択セットを表示
現在のハッチングまたは塗り潰し設定が適用された現在の定義されている境界を表示します。
このオプションは境界を定義した場合のみに使用できます。

 

 

オプション
一般的に使用されるハッチングまたは塗り潰しオプションを調整します。

注釈
ハッチングが注釈であることを指定します。
このプロパティは注釈が図面に正確なサイズで印刷または表示されるように注釈縮尺プロセス
を自動化します。

自動調整
ハッチングまたは塗り潰しが連関されるように指定します。
連関されたハッチングまたは塗り潰しは該当境界オブジェクトを修正するとき、アップデート
されます。 (HPASSOCシステム変数)

個別ハッチング作成
複数の閉じた個別の境界を指定する場合、単一のハッチングオブジェクトか、または複数のハ
ッチングオブジェクトを作成するかを調整します。(HPSEPARATEシステム変数)

表示順序
ハッチングまたは塗り潰しの表示順序を指定します。
ハッチングまたは塗り潰しは、最背面、最前面、境界の背面、境界の前面、に配置できます。
(HPDRAWORDERシステム変数)

画層
指定した画層に新しいハッチングオブジェクトを指定して現在の画層を再指定します。
現在の画層を使用するには、現在使用を選択します。

透過性
新しいハッチングまたは塗り潰しに対して透過性レベルを設定して現在オブジェクト透過性を
再指定します。
現在オブジェクト透過性の設定を使用するには、現在使用を選択します。

 

 

プロパティを継承
選択されたオブジェクトのハッチングまたは塗り潰しプロパティを使用して 指定された境界を
ハッチングまたは塗り潰します。
元となるオブジェクトを選択した後、ダイアログに戻り、オブジェクト選択オプションか内部
点選択オプションを選択します。
HPINHERITシステム変数は結果ハッチングのハッチング原点をHPORIGINで決定するか、 ある
いは原本オブジェクトで決定するかを調整します。

 

 

オプション拡張ボタン

ハッチング及びグラデーションのダイアログボックスを拡張して、さらにオプションを表示し
ます。

島ハッチング
最も外側の境界内にある孤立領域の検出とハッチング境界設定方法を指定します。

島検出:
最も外側の境界内の閉じた境界を検出するかどうかを設定します。

一般 外部境界から内側をハッチングまたは塗り潰しします。
内部孤立領域が検出されると、該当の孤立領域内の他の孤立領域が発見されるときまで、ハッチングまたは塗り潰しがオフになります。
また、その内部に孤立領域が見つかった場合はハッチング境界に設定し、繰り返し孤立領域を検出してハッチング境界を設定します。
外側のみ(推奨)

最も外側の境界から内側に孤立領域が検出されると、それ以上の検出はせずにハッチング境界を設定します。

島無視 すべての内部オブジェクトを無視し、最も外側の境界だけでハッチング境界を設定します。

境界の保持
ハッチングを囲むオブジェクトを作成するかどうかを指定します。

境界保持:
各ハッチングオブジェクトを囲むオブジェクトを新たに作成します。

オブジェクト種類:
ポリラインオブジェクトまたは領域オブジェクトのどちらかを選択します。

境界セット
点を指定して境界を定義するときに、分析の対象にするオブジェクトのセットを定義します。
選択点オプションを使用して境界を定義する時は境界セットを選択しても効果はありません。
ハッチング実行時はすべてのオブジェクトを分析しますが、境界セットを再定義することで特
定のオブジェクトを非表示や除去することなく無視できます。
大型図面の場合など、境界セットを再定義することで検討するオブジェクトを減らすことがで
きるので、境界をより早く作成することができます。

現在のビューポート
現在のビューポートのオブジェクト範囲内にあるすべてのオブジェクトから境界セットを
定義します。

新規作成
境界セットを分析する対象を指定します。

<差交差
オブジェクトがハッチング境界で使用されるとき、無視できる差の最大値を設定します。
既定値(0)では、オブジェクトによりその領域が差が無い状態で囲まれます。
スライドを移動または0から5000までの値で入力すると、オブジェクトが無視できる差の最大
値を設定できます。
指定した値以下の差は無視され、境界は閉じたものとして想定されます。 (HPGAPTOLシステム
変数)

継承オプション
プロパティを継承オプションを使用してハッチングを作成するとき、ハッチング原点を継承す
るかどうかを調整します。 (HPINHERITシステム変数)

現在の原点を使用:
現在ハッチングの原点を使用します。

参照元のハッチング原点使用:
原本のハッチング原点を使用します。

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