汎用リンク要素(スマートグラフ)

機能

• 汎用リンク要素の時刻歴応答解析の結果をグラフに出力します。スマートグラフ機能を用いて汎用リンク要素の結果を確認します。

• 既存のグラフに比べて、より簡単な操作で結果を確認でき結果閲覧の便宜機能が搭載されています。

経路

メインメニュー：[結果]タブ > [タイプ : 時刻歴] > [時刻歴]グループ > [時刻歴グラフ] > [汎用リンク要素(スマートグラフ)]

入力

汎用リンク要素(スマートグラフ) ダイアログ

名称

グラフ関数の名称は下記のルールで自動的に与えられます。

Ex) SPRN_G2_Hyst_Fz-Dz_I-end_NT1

"SPRN": 汎用リンク要素タイプ

"G2": 汎用リンク要素の番号２

"Fz-Dz": グラフ出力成分

"I-end" : 結果の出力位置(I端、J端)

"NT1": 時刻歴荷重ケース番号

汎用リンクリスト

モデルに割り当てられたすべての汎用リンクがリストに出力されます。

同様なタイプの場合、複数選択可能です。

汎用リンク選択

左側で選択された汎用リンク要素タイプに該当する要素番号リストを一覧し、同一なタイプの場合、複数選択も可能です。

：モデルビューから汎用リンク要素を選択し、このボタンをクリックするとリストにチェックされます。※汎用リンク要素は両端の節点を選択して指定します。

結果種類

[力-変位]、[力]、[変位]から選択します。

[力-変位] : 縦軸-力、横軸-変位のグラフを出力します。

[力] : 縦軸-力、横軸-時間のグラフを出力します。

[変位] : 縦軸-変位、横軸-時間のグラフを出力します。

位置

選択された汎用リンク要素の出力位置を選択します。

成分

Fx-Dx ： 要素座標系x軸方向の力－変位

Fy-Dy ： 要素座標系y軸方向の力－変位

Fz-Dz ： 要素座標系z軸方向の力－変位

Mx-Rx ： 要素座標系x軸に対する曲げモーメント－回転角

My-Ry ： 要素座標系y軸に対する曲げモーメント－回転角

Mz-Rz ： 要素座標系z軸に対する曲げモーメント－回転角

時刻歴解析荷重ケース

入力した時刻歴応答解析の荷重ケースから、時刻歴グラフを出力する荷重ケースを選択します。

[追加]/[修正]/[削除]

設定された汎用リンク番号/結果種類/位置/成分/荷重ケースの条件でグラフ関数をリストに追加します。

グラフ関数を修正する場合、リストで対象関数をチェックし[修正]ボタンをクリックします。

グラフ関数を削除する場合、リストで対象関数をチェックし[削除]ボタンをクリックします。

グラフに出力する項目を”関数選択”でチェックした後、このボタンをクリックするとグラフが出力されます。出力成分が同じグラフ関数は複数選択して同時表記が可能です。

グラフ/アニメーション

アニメーション機能で特定区間における時刻歴応答力を確認します。

（テーブル結果と連動して確認可能）

スタート/エンド：アニメーションを確認するスタートとエンドのステップを指定します。

増分：増分ステップを指定し、再生速度を調節します。

表示設定

各項目をチェックした後、[グラフ]ボタンをクリックしてグラフに適用します。

プロットテーブル：グラフ関数結果をテーブルで出力します。

マーカー表記：グラフでステップ毎のマーカーを出力します。

陰線グラフ表記：アニメーション機能を使用するとき、全ステップのグラフを陰線で表示して進行中のステップを区別します。

時刻歴応答解析グラフの画面でマウスの右ボタンをクリックすると、次のようなコンテキストメニューが呼び出されます。

ズーム縮小 : グラフで拡大したい部分をマウスでドラッグすればズームすることができます。拡大した後にズーム以前の状態に戻す機能です。

全体表示 : 最初にグラフが出力された状態、つまり全ての領域が表示された状態に戻します。

グラフをイメージで保存 : グラフをBMP形式の画像ファイルとして保存します。

グラフをテキストで保存 : グラフの出力内容をテキスト形式のデータファイルとして保存します。

グラフをExcelで保存 : グラフの出力内容をExcelのシートに出力します。