機能
- 入力された荷重の垂直成分(全体座標系のX , Y , Z軸方向に作用する荷重)値を質量に換算して集中質量データで入力します。
自重は、質量に変換しません。自重を質量で変換するためには、"解析モデルの基本設定" の ‘自重を質量に変換’ 機能を使用します。
構造物および荷重の質量変換に関する内容は、“質量サマリーテーブル” で確認できます。
経路
メインメニュー:[荷重] タブ > [タイプ:静的荷重] > [質量] グループ > [質量] > [荷重を質量に変換]
入力
荷重を質量に変換 ダイアログボックス
質量方向
変換する質量を考慮する方向成分を指定します。
地震効果を考慮した解析(応答スペクトル解析 , 地震データを利用した時刻歴応答解析)を行う場合には、横方向の挙動に及ぼす影響が主に考慮されるため、垂直方向の質量成分は一般的に無視されます。したがって、質量方向は X , Y を選択することが一般的である。しかし、床スラブ振動解析を行う場合には重力方向が振動モードの主モードを形成するため、一般的に質量方向は Z を選択する。
変換する荷重の種類
変換する垂直荷重の種類を選択します。
重力加速度:重力加速度
荷重ケース / 係数
荷重ケース:変換する荷重の荷重ケースを選択します。
増減係数:荷重を質量に変換する際に適用する増減係数を入力します。
1
構造物と荷重を質量に変換する一般的な方法は次のとおりです:
1. 構造自体の重量
解析モデルの自重を質量に変換 [プロジェクト] タブ > [基本設定] グループ > [基本設定]
2. 構造物に適用された荷重 [荷重] タブ > [タイプ:静的荷重] > [質量] グループ > [質量] > [荷重を質量に変換]
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建築構造物の場合、構造物と荷重を集中質量に変換するのが一般的です。
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構造と荷重から変換された質量は、[荷重] タブ > [タイプ:静的荷重] > [荷重テーブル] グループ > [集計テーブル] > [質量サマリー]