プレストレス梁荷重 – MIDAS Support

機能

プレストレス梁荷重機能では、梁にプレストレス荷重を入力するか、既存の荷重を修正または削除します。
梁要素にプレストレス荷重を入力する概念は、下図に示されています。
ケーブルの配線形状は、3つの偏心点を通る2次曲線上に位置します。これらの偏心点は梁要素の要素座標系 x-z 平面上にあると仮定しています。また、ケーブルの緊張力は、たわみの全長にわたって均一であると仮定しています。
そして、正確な計算結果を得るために、梁要素を4等分し、各セグメントで次のような手順でプレストレスによる等価荷重を算定します。

1. ケーブルの配線形状の曲線式を算定します。

2. 部材の4等分線とケーブルの配線形状の交差点での座標と2次曲線の勾配を算定します。

3. 梁要素で反力及びモーメントと細分化された要素での分布力は下式により算定します。

(a) プレストレス荷重が加えられた梁部材

(b) プレストレス荷重による等価荷重

プレストレス梁荷重ダイアログ・ボックス

荷重ケース選択欄で、荷重ケースを指定します。荷重ケースを追加、修正、または削除する必要がある場合は、右側の ....png ボタンをクリックして、静的荷重ケースダイアログを開きます。

プレストレス梁荷重を適用する荷重グループを指定します。新しい荷重グループを追加するか、既存の荷重グループを修正または削除が必要な場合は、右側の ....png ボタンをクリックします。

追加 : 梁要素に新しいプレストレス荷重を新規または追加します。

変更 : 梁要素に入力済みのプレストレス荷重を置き換えます。

削除 : 梁要素に入力済みのプレストレス荷重を削除します。

荷重タイプ選択欄の下にある案内図を参考にして、配線形状と緊張力の値を入力します。

緊張力 : プレテンション荷重（正の値のみ入力）

Di : 梁要素の始点(i側またはN1端部)におけるローカル ±z 方向のケーブルドレープ

Dm : 梁要素の中央点におけるローカル ±z 方向のケーブルドレープ

Dj : 梁要素の終点(j側またはN2端部)におけるローカル ±z 方向のケーブルドレープ

プレストレス荷重を適用する要素の選択方法を定義します。

選択 : 選択された複数の要素にプレストレス荷重を適用します。

指定 (2節点) : 2つの節点で選択された要素を一つの要素として、プレストレス荷重を適用します。