ここでは、CIVIL NXとMS Excelの連携に関する機能をご紹介します。MIDAS Connectorは、CIVIL NX とMS Excel 間でデータのやり取りができるツールです。MIDAS Connectorには様々な機能があり、CIVIL NX の結果データを MS Excel に書き出すこともできます。
MIDAS Connectorの説明は以下のように構成されています。
Result Table
概要
結果テーブル機能では、CIVIL NX の結果テーブルをEXCELのセルに読み込みます。データセットを作成し、それらを一度に読み込むことができます。CIVIL NX でテーブル結果が変更された際、使用者は更新ボタンをクリックするだけで、テーブルデータを更新できます。
基本的な手順は次のとおりです。
1) CIVIL NX で ”報告書テーブル”を生成します。
2) テーブルデータを読み込むセルを選択します。
3) 読み込みタイプを選択します。
4) リスト上の項目を選択するか、データを直接入力します。
5) データセットを作成するフォルダーを選択するか、新しいデータセットを作成します。
6) データを Excel シートに読み込みます。
7) モデルに変更があった場合は、Import ボタンをクリックして更新します。
始める前に、"Getting Started" の内容を確認してください。以下の手順に従うには、MIDAS Connector と CIVIL NX を開く必要があります。
使用方法
CIVIL NX での設定
Result Table 機能では、CIVIL NX から結果データを読み込みます。データを読み込む前に、”報告書テーブル” を生成する必要があります。以下の手順に従ってください。
1) 結果テーブルを開きます。例) 梁要素の断面力テーブル
2) テーブル上でマウスを右クリックします。
3) ”報告書テーブル”をクリックします。
4) 出力する結果項目にチェックし、「OK」ボタンをクリックします。
5) ”報告書テーブル” は、 [報告書] ツリーメニューの”抽出テーブル” の中に保存されます。
Fig. 報告書テーブル
Result Table の使い方
MIDAS Connector に移動し、Result Table 機能を開きます。以下の手順に従ってデータを読み込んでください。
1) 参照位置としてセルを選択します。MIDAS Connector には、選択したシートとセルの名前が表示されます。
Fig. セルの選択
2) 読み込みタイプとして、Selectタイプを選択します。
Fig. 読み込みタイプ
3) Folder ボックス内の空白部分をクリックして名前を入力します。その後、右にあるプラスボタンをクリックしてフォルダを追加します。既存のフォルダがある場合は、その中から選択できます。
Fig. Folder
4) 「Add To Folder」ボタンをクリックします。選択したデータがフォルダに追加されます。
Fig. Add To Folder
5) セルにデータを読み込むには、「All Table Import & Update」ボタンをクリックします。
Fig. 全てのテーブルデータの読み込みと更新
注記
データは、データ単位またはフォルダ単位で読み込みできます。項目のオプションボタンをクリックするだけです。オプションには、実行、変更、削除の3つの機能があります。
Fig. 実行, 修正, 削除
読み込みタイプのクエリタイプ
クエリタイプでは、JSONコードでデータを読み込みできます。JSONコマンドはJSONマニュアルをご参照ください。
Fig. クエリタイプ