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Excel Connector Online Manual 作成 編集

ES Converter

はじめに

ここでは、Engineer's Studioの入力(テーブル)データをCIVIL NX データに変換する機能をご紹介します。Engineer's Studioのテーブルデータを 弊社で提供する ”DataChange.xlsm” に貼り付ければ、CIVIL NX のmctデータ形式に変換でき、そのデータをMIDAS Connectorを利用して CIVIL NX に送ることができます。

 

◎操作例

 

MIDAS Connectorの説明は以下のように構成されています。

Getting Started ↗

Result Table ↗

Result Image ↗

ES Converter

 

概要

ES Converter 機能は、Engineer's Studio(以下、ES)のテーブルデータをCIVIL NX の mct 形式に変換するマクロファイル(DataChange.xlsm)とConverterを利用して、ESデータをCIVIL NX データに変換します。

基本的な手順は次のとおりです。

1) ESから該当のテーブルデータをコピーします。

2) mct変換のマクロファイル(DataChange.xlsm)に当該データを貼り付けます。

3) マクロファイルから”mct作成” 機能を利用して、貼り付けたデータを別ファイルにてmct形式に変換します。

4) 変換したファイルで”Connector”を起動し、CIVIL NX に一括でデータを送ります。

 

注記

始める前に、"Getting Started" の内容を確認してください。以下の手順に従うには、MIDAS Connector と CIVIL NX を開く必要があります。

 

 

使用方法

事前設定 - マクロファイルの信頼設定

マクロファイル(DataChange.xlsm)を使用するには、事前に本ファイルのマクロが信頼できることを設定します。

 

1) 本サイトより ”DataChange.xlsm” と ”Format_MCT.xltx” を同じフォルダの下にダウンロードします。

2) ”DataChange.xlsm” ファイルを開きます。

3) EXCELメインメニューの「ファイル」をクリックし、”オプション” をクリックします。

 

4) ”トラスト センター”をクリックし、”トラスト センターの設定” ボタンをクリックします。

 

5) ”信頼できる場所” をクリックし、”新しい場所の追加” ボタンをクリックします。

 

6) ”参照” ボタンをクリックし、”DataChange.xlsm” が入っているフォルダを指定します。必要に応じて、”この場所のサブフォルダーも信頼する” オプションにチェックを入れます。

 

7) ファイルを保存した後、閉じます。

8) ファイルを再度開きます。

9) メインメニューの空いているところでマウスを右クリックした後、”クイック アクセス ツールバーを表示する” メニューを選択します。

 

10) EXCELのタイトルバーにマクロが表示されます。もう一度、マウスを右クリックして”クイックアクセス ツールバーをリボンの下の表示”を選択します。

 

 

ESデータをマクロファイルにコピー

変換できるESデータは以下のようになります。

 - 節点座標

 - 要素情報(フレーム要素、平板要素、剛体要素)

 - 材料

 - 断面情報(断面要素、断面特性オプション、平板断面)

 - 梁要素の非線形特性(M-φ要素詳細、M-φ特性表)

 - ばね要素(ばね要素、ばね特性表)

 - 支点(支点、支点詳細)

 - 節点質量

 - 荷重値

 - 内力

 

ESのデータ名とマクロファイルのシート名がマッチングしており、変換するデータ名と同じ名前のシート上にデータを貼り付けます。作業手順は次のとおりです。

 

1) ESを起動して変換したいファイルを開きます。

2) ESで変換したいデータをテーブル表示します。本例では”節点座標”データを開いています。 (ヘッダ付きでコピー) ボタンをクリックして、データをコピーします。

Fig. ESデータのコピー

3) ”DataChange.xlsm” で変換するデータ名と同じ名前のシート(本例では”節点座標”シート)に移動して、黄色い背景のセルにて ”Ctrl+V” を押して、データを貼り付けます。

Fig. マクロファイルでのデータ貼り付け

 

注記

「断面オプション」シートでは断面形状を手動で指定することができます。指定しなければ自動的に矩形断面として定義されます。指定できる断面タイプは以下になります。
- 山形、溝形、H、T、ボックス、パイプ、2山形、2溝形、矩形、円形、中空八角形、八角形、矩形-八角形、中空小判形、小判形、半小判形

 

 

注記

平板の要素情報はマクロファイル”平板要素”シートにコピーします。ESの「節点と要素 > 平板要素 > メッシュ要素」テーブルで、「基本平板断面」データをダブルクリックして表示される要素単位テーブルをコピー() します。

 

 

注記

平板の断面情報はマクロファイルの”平板断面”シートにコピーします。ESの「モデル特性 > 平板要素の断面 > 平板断面」テーブルを先にコピー()し、追加で「レイヤ数」データをダブルクリックして ”厚さ” と ”材料” をコピーします。

 

 

4) 続けて必要なデータをマクロファイルに貼り付けます。全てのシートにデータを貼り付ける必要はありません。

 

5) ”mct作成” ボタンをクリックします。mct 形式に変換したデータを別ファイルに保存します。

※ ”データ初期化”ボタンをクリックすると、マクロファイルのデータが初期化されます。次回にマクロファイルを利用するときに有用です。

Fig. mct形式に変換

 

6) 保存した別ファイルにおいて、「ホーム」タブの”CONNECTOR” ボタンをクリックします。「Click here to continue」ボタンをクリックしてMIDASメンバーシップにログインします。

Fig. CONNECTOR 起動

 

7) CIVIL NX と CONNECTOR の API 接続を有効化します。詳しくは Getting Started ↗を参照してください。

8) MXT Command 機能を開きます。「All MXT Export」ボタンをクリックします。

Fig. 全てのデータをCIVIL NX に書き出す

 

9) EXCEL上のデータがCIVIL NX に書き出され、解析データが自動作成されます。

Fig. CIVIL NX 用に変換されたデータ

 

 

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