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2次設計 作成 編集

部材種別

概要

増分解析と保有水平耐力算定に必要な部材種別関連オプションを指定します。

 

実行方法

リボンメニュー:設計条件 > 2次設計 > 部材種別

 

詳細説明

■ 崩壊形判定
曲げ応力の割増
部材種別の判別において、塑性ヒンジが発生すると判断するための曲げ応力割増し率を設定します。
α(割増し率) × Mm ≧ Mu → 塑性ヒンジ発生
デフォルト:1.10

せん断応力の割増
部材種別の判別において、塑性ヒンジが発生すると判断するためのせん断応力割増し率を設定します。
α(割増し率) × Qm ≧ Qu → 塑性ヒンジ発生
デフォルト:1.10

 

■ 未崩壊部材の余裕度による破壊モード判定
RC部材の確実な曲げ破壊モードとするための余裕度による、未崩壊部材の判定を行います。
Qu / Qm > Mu / Mm
この場合、せん断余裕度が大きいので、曲げヒンジと判定します。
Qu / Qm = せん断余裕度、Mu / Mm =曲げ余裕度で、Ds 算定時にヒンジが発生している節点は、Mu / Mm = 1.0 とする。
デフォルト:考慮しない

 

■ 直交フレームの考慮
部材種別を判定する際に、直交方向フレームの影響の考慮について指定します。

 

■ ho / D での 2M / QD の考慮(袖壁付柱は除外)
RC柱部材種別の判定において、ho / D 項で、2M / QD を考慮するかの選択を行います。
チェックありの場合、ho / D と2M / QD の値の大きい値を使用します。(柱頭・柱脚でヒンジが発生している場合は、適用されません)
チェックなしの場合、ho / Dのみで判定します。
袖壁付柱はこのオプションの選択によらず、常に ho / D の値を用います。
デフォルト:M/QD を考慮しない

 

■ Pt の考慮
RC柱部材種別の判定において、Pt 項を考慮するかの選択を行います。
デフォルト:考慮する

 

■ 付着割裂破壊の検討[検証例]
RC柱梁部材種別の判定において、付着割裂破壊検定の結果を考慮するかを選択します。
チェックありの場合、付着割裂破壊検定でNGとなった部材をD部材とします。
デフォルト:考慮しない

 

■ FD部材を保有水平耐力に考慮[検証例]
保有水平耐力の耐力計算と必要保有水平耐力の Ds 値を算定する際に、 FD 部材の考慮の有無を選択します。
考慮しない場合は FD と WD 部材があっても無視します。
デフォルト:考慮する

 

■ 柱部材種別の決定方法
柱及び柱に接する梁のうち最下位
柱及び柱に接続する梁のうち最下位の種別を採用します。

ヒンジが発生する部材のうち最下位
ヒンジまたはせん断破壊が発生する部材の中で最下位の種別を採用します。
塑性ヒンジが発生しない場合は、柱及び柱に接続する梁のうち最下位の種別を採用します。

デフォルト:柱及び柱に接する梁のうち最下位

 

■ 袖壁付き柱におけるDの計算方法
部材種別の判定時に、柱に取り付く袖壁を考慮するかの選択を行います。

袖壁を考慮しない
袖壁を考慮せずに、柱の断面で ho / D を算定します。

圧縮側袖壁のみ考慮
圧縮側となる側に取り付く袖壁を考慮して、ho /D を算定します。

デフォルト:圧縮側袖壁のみ考慮

 

■ 梁のτu 計算時に垂・腰壁を考慮
RC梁部材種別の τu / Fc の算定において、梁に取り付く垂・腰壁を考慮するかの有無を選択します。
チェックありの場合、垂・腰壁を考慮した断面積で計算します。
デフォルト:垂・腰壁を考慮しない

 

■ 柱のτu 計算時に袖壁を考慮
RC柱部材種別の τu / Fc の算定において、柱に取り付く袖壁を考慮するかの有無を選択します。
チェックありの場合、袖壁を考慮した断面積で計算します。
デフォルト:袖壁を考慮する

 

■ 柱のσo 計算時に袖壁を考慮
RC柱部材種別の σo / Fc の算定において、柱に取り付く袖壁を考慮するかの有無を選択します。
チェックありの場合、袖壁を考慮した断面積で計算します。
デフォルト:袖壁を考慮しない

 

■ 偏心率,剛性率
Fes 算定をするときの雑壁の考慮について選択します。
デフォルト:雑壁の有無の不利な方を採用

雑壁を考慮
雑壁を全て考慮して、偏心率 Re、剛性率 Rs を算定します。

雑壁を考慮しない
雑壁を全て考慮せずに、偏心率 Re、剛性率 Rs を算定します。

雑壁の有無の不利な方を採用
雑壁を考慮/非考慮の両方で Re・Rs を算定し、不利な方を採用します。

 

■ 横補剛検討時NG部材の取り扱い[検証例]
保有水平耐力横補剛を満足しないS大梁がある場合の部材群の種別の取り扱い方法を指定します。
チェックありの場合、部材郡種別をDにします。
デフォルト:部材郡種別をDにする

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