機能
静的解析及び動的応答解析から得られた層間変位をスプレッドシート形式のテーブルに表示します。
この機能は「建物制御データ」から「層せん断力分担率」を必ずチェックする必要があり、デフォルトでチェックされています。
層間変位テーブルで確認できる層間変位の種類は次の通りです。
1. 鉛直部材の最大層間変位
2. 質量中心の層間変位
3. 鉛直部材の層間変位の平均
4. 指定した節点の層間変位
5. 指定した柱列の層間変位の平均
6. せん断力の重み付け
GEN NX のテーブルツールは強力で多様な機能を内蔵しており、詳しい使い方はテーブルツールの使い方を参照してください。
呼出
リボンメニュー:結果 > 一般 > テーブル > 層テーブル > 層間変位 テーブル
入力
フィルタリングダイアログから層間変形角を表示する荷重ケースを選択します。
荷重ケース : 荷重ケース
層 : 層名
高さ : 階高
P-デルタ増大係数(ad) : P-デルタ効果による増大係数はP-デルタ解析を適用すると計算結果に関係なく1.0で適用されます。
P-デルタ効果による増大係数(ad)を算定する時に利用される層間変位はテーブル出力項目の全体垂直要素の層間変位値を利用します。
許容層間変位 : 許容層間変位比(ユーザー入力)=1/200(初期値)
1. 全体垂直要素の最大層間変位
節点ごとに最大層間変位を出力します。
節点 : 該当層で最大層間変位が発生する節点番号
層間変位 : 層間変位
修正層間変位 : 修正層間変位 = 層間変位 X 応答修正(RMF)係数 X Scale(増減係数)
層間変位比 : 層間変位比 = 修正層間変位 / 層高さ
Remark : 層間変位の検討結果
2. 質量中心の層間変位
上下段質量中心の横変位間の差を出力します。
層間変位係数(最大値/採用値) : 最大層間変位 /質量中心の層間変位
残りの項目は全体垂直要素の最大層間変位を参照
特定層で平面が縮まるようなセットバック形状の非整形モデルは隣接層との質量中心点が垂直線上に存在しないため質量中心による層間変位を採用することは適切ではないと思われる。
このような構造物の場合は、「指定した節点の層間 変位」を通じて層間 変位を検討する必要がある。
3. 垂直部材の層間変位の平均
層ごとに垂直部材に対する層間変位を求めて平均値を出力します。
層間変位係数 (最大/採用値) : 最大層間変位 / 垂直部材の層間変位の平均
残りの項目は全体垂直要素の最大層間変位を参照
4. 指定した節点の層間変位
ユーザーが選択した節点と同一垂直線上に位置する節点の層間変位を出力します。
層間変位係数 (最大/採用値) : 最大層間変位 / 指定した節点の層間変位
残りの項目は全体垂直要素の最大層間変位を参照
5. 指定した柱列の層間変位の平均
ユーザーが選択した複数の柱と垂直に繋がっている列上での層間変位の平均値を出力します。
層間変位係数 (最大/採用値) : 最大層間変位 / 指定した柱列の層間変位の平均
残りの項目は全体垂直要素の最大層間変位を参照
2, 3, 4項目は層間変位のテーブルでマウス右側ボタンをクリックして、'計算方法の選択'を選択した場合にのみ使用できます。
6. せん断力重み付け平均
部材別のせん断力を考慮した重み付け平均の層間変位を出力します。
せん断力重み付け平均は モデル > 建物&層 > 建物制御データ で'部材の層せん断力分担率を計算する'オプションを適用した場合にのみ使用できます。
層間変形角: せん断力重み付け平均
= (部材別せん断力X層間変位) / 部材別せん断力
層間変位係数 (最大/採用値) : 最大層間変位 / せん断力重み付け平均
残りの項目は全体垂直要素の最大層間変位を参照
7. Contextメニュー
修正層間変位算定のためのデータとP-デルタ効果による増大係数算定のためのデータをユーザーが直接入力するために使用されます。
層間変位パラメータ
応答修正係数 :応答修正係数
倍率 : 補正係数(Cm, Scale-up Factor)
許容層間変形角 : 許容層間変形角比(ユーザー入力)、初期値は1/200
非アクティブになっている項目は、KBC 2005, IBC 2000の場合のみ適用します。