タイプ 1
PC鋼材タブ ダイアログ ボックス (タイプ1)
PC鋼材と緊張力
PC鋼材の配置とプレストレスの大きさを入力します。チェックをはずすとPC鋼材の配置を考慮しません。
PC鋼材の選択
上部と下部PC鋼材の種類を選択します。PC鋼材のプロパティを追加または修正する場合は、選択欄右側の ボタンをクリックして "PC鋼材の材料と断面" ダイアログを呼出します。
緊張力
上部と下部のPC鋼材に付与する緊張力を各々定義します。
Pu
PC鋼材の引張強度
Py
PC鋼材の降伏強度
PC鋼材の定着数
各セグメントに定着するPC鋼材の本数を入力します。
上部PC鋼材...
上部PC鋼材の定着本数
ダイアログで「不等」を選択すると、各柱頭部別に上部PC鋼材のセグメントごとの定着数をそれぞれ入力することができます。
下部 (側)...
橋台側のセグメント、FSM工法区間の下部PC鋼材の定着数
ダイアログで「不等」を選択すると、左・右側橋台方向セグメントの下部PC鋼材定着数をそれぞれ入力することができる。
下部 (中央)...
中央部のセグメント、FSM工法区間の下部PC鋼材の定着数
ダイアログで「不等」を選択すると、中央部の間に対して、下部PC鋼材のセグメントごとの定着数をそれぞれ入力することができます。
断面形状
1 室
断面が1室の場合
2 室
断面が2室の場合
H1, H2, H3...
図を参照して、PC鋼材の位置と間隔を入力します。
腹部PC鋼材
図を参照して、ウェブ部に配置される上部PC鋼材の位置と間隔を入力します。
PC鋼材の本数
PC鋼材の数を入力します。「非対称」を選択すると、上部のPC鋼材は橋脚ごとに、下部のPC鋼材は支間ごとに配置され、それぞれの個数を入力できます。
N7とN8はFSM区間の下部PC鋼材の数です。
定着位置
セグメントで下部PC鋼材の定着位置を定義します。
x
セグメント長さに対する定着位置の距離比(図を参照)
”定着位置”はPSM工法を適用した場合、セグメントの内部に設置されるPC鋼材の定着位置を考慮するための機能です。
上部PC鋼材のグラウト時間
上部PC鋼材のグラウト時期を定義します。シース管がグラウトされると、変換断面特性がその後考慮されます。この入力は、変換された特性を考慮するタイミングを示しています。
緊張と同時
PC鋼材の緊張力導入と同時にグラウトを行います。
毎n ステージ後
グラウトは、nステージごとに行われます。n=1 を入力した場合、PC鋼材に緊張力を導入した後、次の施工ステージでグラウトを行います。n=2 を入力した場合、2つのセグメントが緊張された後、3つ目の施工ステージでグラウトを行います。
タイプ 2
PC鋼材タブ ダイアログ (タイプ2)
PC鋼材と緊張力
PC鋼材の配置とプレストレスの大きさを入力します。チェックをオフすとPC鋼材の配置を考慮しません。
PC鋼材の本数
対称
PC鋼材を左右対称で配置する場合
非対称
PC鋼材を非対称で配置する場合
Unequal Data不等データ
室数 : 断面タブで定義したPC箱桁断面の室数が表示されます。
位置
PC鋼材を配置する位置を選択します。断面が1室の場合、対称状態では配置位置は1つです。一方、非対称状態では、両側の腹部に別々にPC鋼材を配置できるため、配置位置は2つになります。左側の腹部が1番になります。(図を参照)
グループ
PSTG : 柱頭部上部スラブPC鋼材
PWTG : 柱頭部腹部PC鋼材
CSTG: 内側径間の下部スラブPC鋼材
CWTG : 内側径間の腹部PC鋼材
ASTG: 側径間の下部スラブPC鋼材
AWTG : 側径間の腹部PC鋼材
PC鋼材のグループを設定すると、PC鋼材の座標、応力、プレストレス損失などをPC鋼材グループごとに確認できます。張出架設工法ウィザードでは、PC鋼材をPC鋼材の種類によって6つのグループに自動で定義します。
PC鋼材の本数
該当するPC鋼材数を入力します。入力したPC鋼材数によって、PC鋼材タブの入力欄の数が決まります。
PC鋼材グループ
PC鋼材グループ名を表示します。
グループ基準線
図を参照し、各PC鋼材グループの基準線を入力します。例えば、PSTG(柱頭部上部スラブPC鋼材)を定義する際には、PSTG_PC鋼材の中の1つを基準として選び、他のPC鋼材を入力するために基準線との距離「Bi」を指定します。つまり、グループ基準線の入力は、各PC鋼材グループの基準線を指定することで、入力を簡素化するために行います。
PC鋼材
Bi
基準線からPC鋼材までの横方向距離を入力します。符号は基準線を基準に、左側を「+」、右側を「-」とします。基準線を「0」として入力した場合は、断面中心からPC鋼材までの横方向距離を入力してください。
Hi
断面上縁または下縁からPC鋼材までの鉛直方向距離を入力します。
上縁から距離を入力するPC鋼材グループ: PSTG, PWTG
下縁から距離を入力するPC鋼材グループ: CSTG, CWTG, ASTG, AWTG
定着
Ai
セグメント端から定着具までの縦方向の距離を入力します。定着具がセグメント端にある場合は、0を入力します。
Bi
基準線から定着具までの横方向距離を入力します。
Hi
断面の上縁または下縁から定着具までの鉛直方向距離を入力します。
上縁からの距離を入力するPC鋼材グループ: PSTG, PWTG
下縁からの距離を入力するPC鋼材グループ: CSTG, CWTG, ASTG, AWTG
Ri
PC鋼材の曲率半径を入力します。
Θi
PC鋼材の勾配を入力します。
セグメント
定着具が含まれているセグメントを選択します。基本設定では、すべての定着具は自動的にP.T.(柱頭部)に指定されますが、定着具の位置が柱頭部ではなくセグメント内にある場合は、該当するセグメントを選択します。選択できるセグメントの項目は、モデルタブで入力されたセグメント数に基づいて自動的に生成されます。
FCM オールステージング工法
側径間PC鋼材定着具位置を入力します。側径間側のPC鋼材グループ(ASTG、 AWTG)に対してのみ有効となります。
Ai
セグメント先端から定着具までの縦方向の距離を入力します。定着具がセグメント先端にある場合は0を入力します。
Bi
基準線から定着具までの横方向の距離を入力します。
Hi
断面の上部または下部から定着具までの鉛直方向距離を入力します。
上縁からの距離を入力するPC鋼材グループ: PSTG, PWTG
下縁からの距離を入力するPC鋼材グループ: CSTG, CWTG, ASTG, AWTG
Ri
PC鋼材の曲率半径を入力します。
Θi
PC鋼材の勾配を入力します。
セグメント
定着具が含まれているセグメントを選択します。基本設定では、すべての定着具は自動的にP.T.(柱頭部)に指定されますが、定着具の位置が柱頭部ではなくセグメント内にある場合は、該当するセグメントを選択します。選択できるセグメントの項目は、モデルタブで入力されたセグメント数に基づいて自動的に生成されます。
PC鋼材の材料と断面
上部および下部のPC鋼材の種類を選択します。PC鋼材のプロパティを追加または修正する場合は、選択欄右側のボタンをクリックし、“PC鋼材の材料と断面”ダイアログを呼び出します。
緊張力
上部と下部のPC鋼材に与える緊張力をそれぞれ定義します。
Pu
PC鋼材の引張強度
Py
PC鋼材の降伏強度
上部PC鋼材のグラウト時期
上部PC鋼材のグラウト時期を定義します。PSC 箱桁の断面性状を計算する際、PC鋼材およびグラウト部分の換算断面積を計算しますが、上部PC鋼材のグラウトにおいては、その換算断面積の適用時期を決定します。
緊張と同時
PC鋼材の緊張力導入と同時にグラウトを行います。
毎n ステージ後
グラウトは、nステージごとに行われます。n=1 を入力した場合、PC鋼材に緊張力を導入した後、次の施工ステージでグラウトを行います。n=2 を入力した場合、2つのセグメントが緊張された後、3つ目の施工ステージでグラウトを行います。
FCM PC鋼材ビュー
張出架設工法のPC鋼材ビューは、中央部と柱頭部の断面およびPC鋼材の入力状態を示しています。上記の図では、灰色の部分が中央部、実線で囲まれた領域が柱頭部での断面を表しています。点はPC鋼材を意味し、点を囲む長方形は定着位置を示しています。上部のツールバーには、「ズームフィット」、「ズームウィンドウ」、「ズーム拡大」、「ズーム縮小」の機能が順に並んでいます。画面移動機能は、マウスのホイールを押すことで実行できます。下の図は、画面移動機能を実行したときのビューを示しています。
マウスカーソルをPC鋼材または定着位置を表す点の上に置き、右クリックしてツールチップを表示し、ビューの下部にPC鋼材および定着位置の情報を表示します。ユーザーは、下部のコンボボックスからPC鋼材グループを選択し、その後に色を指定することで、PC鋼材グループの色を定義できます。
PC鋼材グループは中央部, 柱頭部によって表示する方法が異なります。
中央部 : CSTG, CWTG, ASTG, AWTG 表示
柱頭部 : PSTG, PWTG 表示
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張出架設工法ウィザードから保存した *.wzd ファイルを読み込む機能です。この機能を利用すると、midas Civil NXを再度実行した後、ウィザード内で既存の入力データを修正および確認することができます。
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