機能
- ウィザードは、複数の箱桁を持つ格子モデルに対して、主桁が縦のウェブと一致する格子モデルを自動で生成します。
- Civil NXを使用することで、単一梁モデルの制限を補完し、反力の分布やねじり挙動、相互作用などの様々な現象の効果的な挙動解析が可能です。
- レイアウトタブで、道路線形情報、スパン情報、境界条件などを定義します。
経路
- メインメニューの [ウィザード] タブ > [モデルウィザード] グループ > [格子モデル] > 「レイアウト」タブ
Input
入力
多重箱桁の格子モデルダイアログ ボックス
モデルタイプ
2D
単一梁モデルの縦方向の断面を垂直に分割し、平面格子モデルを生成します。
3D
単一梁モデルの縦方向の断面を垂直及び水平方向に分割し、空間格子モデルを生成します
ベントキャップ/橋台/部材のタイプ
フレームを選択する場合 : ベントキャップ、橋台、隔壁部材を梁要素として生成します
プレートを選択する場合 : ベントキャップ、橋台、隔壁部材を板要素として生成します
橋台 : 最初の支間の始点および最後の支間の終点に生成される横方向部材。
ベントキャップ : 橋台を除く支間の始点または終点に生成される横方向部材。
隔壁:支間タブの隔壁オプションをチェックすると、該当支間の始点から入力した位置の距離に生成される横方向部材。
橋梁材料
格子モデルで構成する箱桁橋の材料を選択します。 材料は事前に定義されている必要があります。新しい材料を定義するするときは、 を利用します。
支間情報
支間構成:(入力例 - 300, 400, 2@300, 100)
支間の数が変更されると、支間情報タブで支間の数を修正する必要があります。
斜角
橋梁の傾斜角度
入力範囲は(-)45°~(+)45°で、反時計回りが(+)です。
をクリックして、支間ごとに異なる角度を入力します。
オフセット
橋の基準線と中心線との距離。
橋軸直角方向部材の配置
橋軸直角方向部材は、縦方向部材に対して直交または斜めに配置される場合があります。
垂直
傾斜
曲率半径
曲線橋の曲率半径を入力します。曲率半径は、橋梁の幅よりも大きい必要があります。
凸型
曲率方向が凸(円の中心が下部)の場合
凹型
曲率方向が凹(円の中心が上部)の場合
マルチカーブ
をクリックして、マルチカーブを入力します。
曲率は、直線と曲線を組み合わせた形で定義できます。
境界条件
一体型
上部構造と下部構造が一体型の場合で、下部構造まで生成します。
橋台/橋脚の下部 : 橋梁下部の境界条件入力
固定:固定支点として処理
バネ支持:バネ境界で処理。垂直/水平方向のバネ定数を入力する必要があり、各支点ごとのバネ定数が異なる場合には、を利用します。
支承タイプ
上部構造と下部構造の間が支承でつながっている場合
支持:支承は固定/可動支承として表現されます。固定支持の位置が決まると、他の全ての支持は縦方向に可動支持と見なされます。
弾性連結:支承は弾性リンクで表されます。橋台や橋脚に対して方向ごとに支承の剛性を入力します。異なる支承に対して異なる剛性を入力する場合は、をクリックしてください。
固定:縦方向に固定された支承を選択します。「固定端との連結方向」オプションでは、可動支承の方向を決定する際に、縦横方向に固定された支承を基準点として使用します。
方向:可動支承の方向を決定する方法を選択します。
接線方向:拘束のない方向は、橋の縦軸に接線を描く方向です。(曲線橋の場合は曲率に沿った方向、直線橋の場合はその方向)
固定端との連結方向:各支承から固定支承に向かう方向で拘束を解放します。
接線方向
固定端との連結方向
複合タイプ
橋脚が上部構造と一体化しているが、橋台は上部構造と一体化していない場合:
橋台 : 支承
支承:支承は固定/自由支承として表されます。支承条件は以下のように自動的に設定されます。始端橋台の縦方向の移動は固定され、それ以外の支承は縦横方向ともに自由支承として扱われます。
支承条件
弾性連結:支承は弾性リンクで表されます。橋台ごとに支承の剛性を入力します。をクリックして異なる橋台に対して異なる剛性を入力します。
橋脚:一体型
橋脚断面
橋脚の高さ
橋脚下部 : 橋脚下部の境界条件
固定:固定地点として処理
バネ支持:バネ支承として設定します。水平方向および鉛直方向のバネ剛性を指定します。橋脚ごとに異なるバネ剛性を設定する場合は、をクリックします。
開く...
多重箱桁の格子モデル ウィザートで作成された*.wzd形式のファイルを開きます。この機能を使用すると、Civil NXを再実行して、ウィザード内で以前に入力したデータを確認および修正することができます。
別名で保存...
多重箱桁の格子モデル ウィザートで入力したデータを*.wzd形式のファイルとして保存します。