機能
- 板要素 , 平面応力要素 , 平面ひずみ要素 , 軸対称要素 , ソリッド要素の面または辺に圧力荷重を入力するか、既に入力された荷重を修正または削除します。
- 圧力荷重は、均一 (等分布形態) と線形 (不均一分布形態) として入力し、プログラム内部で等価の節点力に置き換えられて考慮されます。
- 板要素と平面応力要素において圧力荷重は、全体座標系と要素座標系を基準として面または辺に入力されます。荷重が面に入力される場合、荷重方向は指定された座標系の軸方向となり、辺に入力される場合は、各辺に対して垂直方向(面内方向)として入力されます。その際、要素の外側から辺側に作用する方向が正(+)の方向になります。反対方向に入力する場合は、荷重値を負(-)の符号で入力します。辺に圧力荷重を載荷する場合は、単位面積あたりの荷重値を入力します。
- 平面ひずみ要素と軸対称要素において、圧力荷重は各辺に垂直方向(面内方向)で入力され、載荷方向は要素の外側から要素の辺側に作用する方向が正(+)の方向になります。辺に圧力荷重を載荷する場合は、単位長さ当たりの荷重値を入力します。
- ソリッド要素において、圧力荷重は各面に垂直方向に入力され、載荷方向は要素の外側から要素面側に作用する方向が正(+)の方向になり、反対方向に入力する場合には入力値を負(-)の符号で入力します。
- 各要素に作用する圧力荷重
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(a) 板要素 , 平面応力要素 , 平面ひずみ要素 , 軸対称要素の各辺に垂直方向(面内方向)に作用する圧力荷重 |
(b) 板要素と平面応力要素の面に作用する圧力荷重 |
(c) ソリッド要素の各面に垂直方向に作用する圧力荷重 |
経路
メインメニュー：[荷重] タブ > [タイプ：静的荷重] > [圧力荷重] グループ > [圧力荷重] > [圧力荷重の割り当て]
入力
圧力荷重 ダイアログボックス
荷重ケース名
単位荷重ケース選択欄で、希望する荷重ケースを指定します。追加で荷重ケースを入力または修正 , 削除が必要な場合は、右側のボタンをクリックします。
荷重グループ名
入力した荷重条件を含む荷重グループを選択します。グループ指定が不要な場合は、"デフォルト"を選択します。荷重グループを追加生成または修正するには、 ボタンをクリックして「荷重グループの定義」ダイアログボックスを呼び出します。
オプション
追加：任意の要素に対して、圧力荷重を新規または追加入力する場合に指定
変更：任意の要素に対して、既に入力されている圧力荷重を変更する場合に指定
削除：任意の要素に対して、既に入力されている圧力荷重を削除する場合に指定
要素タイプ
圧力荷重を載荷する要素の種類を選択します。下部の案内図を参照して荷重の作用方向と作用辺、作用面を要素のタイプ別に指定します。
板/平面応力要素：板要素または平面応力要素
面：板要素や平面応力要素の面に載荷する場合
辺：板要素や平面応力要素の辺に載荷する場合
ソリッド要素(面)：ソリッド要素
平面ひずみ要素(辺)：平面ひずみ要素
軸対象要素(辺)：軸対称要素
板要素の圧力荷重
要素の種類ごとに圧力荷重を入力しようとする位置と方向を指定します。
選択
圧力荷重を載荷する位置を指定する方法を選択します。
節点：節点を指定(辺に荷重を入力したり、ソリッド要素の場合)
要素：要素を指定
圧力-辺
板要素の場合、圧力荷重を載荷する辺を指定します。指定された辺は、画面に点線で表示されます。
圧力-面
ソリッド要素の場合、圧力荷重を載荷する面を指定します。指定された面は、画面に点線で表示されます。
方向
垂直：要素の面に垂直な方向に圧力荷重を載荷
ローカル x：要素座標系 x軸方向に圧力荷重を載荷
ローカル y：要素座標系 y軸方向に圧力荷重を載荷
ローカル z：要素座標系 z軸方向に圧力荷重を載荷
グローバル X：全体座標系X軸方向に圧力荷重を載荷
グローバル Y：全体座標系Y軸方向に圧力荷重を載荷
グローバル Z：全体座標系Z軸方向に圧力荷重を載荷
ベクトル：任意の方向に方向ベクトルを定義して圧力荷重を載荷
投影
板要素またはソリッド要素の面に全体座標系の軸方向に圧力荷重を載荷する際、投影面積を適用するかどうかを指定します。
Yes：圧力荷重を荷重作用方向に対する投影面積として載荷
No：圧力荷重を荷重載荷領域の全実面積に載荷
荷重
荷重の載荷形態を指定し、圧力荷重値を入力します。
一定：圧力荷重を等分布(Uniform)の形で載荷
線形：圧力荷重を等変分布(Linear Varying)の形で載荷
P1 , P2 , P3 , P4：面または辺に作用する圧力荷重値