機能
- 全ての照査グループに対して曲げの照査設定をします。
- 上部構造グループ、下部構造グループ、ユーザー設定グループを照査対象にします。
経路
メインメニュー:[耐震照査]タブ > [タイプ : 動的耐震照査] > [パラメータ]グループ > [照査設定] > [曲げ照査]
入力
曲げ照査 ダイアログバー
ボタンをクリックすると、設定内容をテーブルで確認できます。テーブルでは回覧だけができ、内容を削除したり、修正することはできません。
オプション
先に作業ウィンドウから対象を選択し、以下を入力します。
追加/変更 : 新しく設定を追加するか、以前に設定した内容を更新します。
削除 : 入力した設定を削除します。
照査ケース
”耐震照査パラメータの設定”で定義した照査ケースを選択します。
照査対象
上部構造グループ、下部構造グループ、ユーザー設定グループを選択できます。
耐力照査
照査対象が上部構造グループとユーザー設定グループの場合に有効で、PC桁のラーメン橋などで上部工の非線形性を考慮する場合に使用します。
My(降伏モーメント)とMu(終局モーメント)が選択できます。
照査対象にはM-φの非線形性特性が適用されている必要があります。
曲率照査
全ての照査グループで有効です。降伏、限界状態に対する曲率照査の可否を選択します。
降伏状態(φmax/φy ≤ α)
降伏に対する塑性率を照査する際に使用します。
許容値α
デフォルトでα=1.0です。αを変更して許容塑性率を指定します。
限界状態
限界状態時の曲率に対する安全性を照査します。
RC部材の許容曲率
RC橋脚の許容曲率の算定式を指定します。
◎道示-H24の場合: φa=φy+(φls-φy)/α、又は φa=φls/α
◎道示-H14の場合: φa=φy+(φu-φy)/α
安全係数α
◎道示-H24の場合: 1.2
◎道示-H14の場合: 照査ケースの設定によって以下のようになります。
橋梁の耐震性能 | タイプ1地震動 | タイプ2地震動 |
耐震性能2 | 3.0 | 1.5 |
耐震性能3 | 2.4 | 1.2 |
下部構造グループの支承部材の”支承条件”が”免震支承”の場合は免震橋として判断して、デフォルトの安全係数は上記の2倍になります。
下部構造グループの”橋脚の材料”が”鋼材”の場合、M-φ非線形特性の最大曲率が許容曲率で、安全係数による算定が必要ないために非アクティブになります。
: 曲げの照査設定を保存します。
: ダイアログバーを閉じます。