メインコンテンツへスキップ
Analysis Control 作成 編集

荷重ケース別の境界条件

機能

  • 同じモデル内で荷重ケース別に個別の境界条件を適用できます。
  • 静的解析と動的解析で異なる境界条件を適用しないといけない場合、モデルファイルを別途作成する必要なく、同じモデル内で2つの解析を行うことができます。
  • 荷重ケース/解析に異なる境界条件を割り当てる解析手順は、次の通りです:

 

1. 境界条件グループの定義:

常時の条件と地震時または外部荷重によって変更される条件に対する境界条件グループを定義

2. 境界条件および関連荷重ケースの定義:

常時状態と地震時状態の異なる条件を考慮して、各グループの境界条件を定義します。これらの境界条件を対応する荷重ケースに連結します。

3. 境界条件に基づいて荷重を適用:

定義された境界条件に基づいて、構造物に荷重を加えます。

4. 各荷重ケースに対する境界条件変更の定義:

荷重ケースに応じて、変更して適用する境界条件グループを作成します。

5. 各荷重ケースおよび境界条件に対する解析を実行:

6. 解析タイプによって結果確認:

ここでは、選択した解析タイプに基づいて結果を確認します。

 

経路

メインメニュー:[解析]タブ > [解析制御]グループ > [荷重ケース別の境界条件]

 

入力

 荷重ケース別の境界条件ダイアログボックス

 


データ選択

荷重ケースに応じて変更して適用する境界条件の種類が表示されます。


境界グループ組合わせ

境界グループリスト

左側のデータ選択リストでチェックしたタイプを持つ境界条件グループが表示されます。ただし、下段の”境界グループフィルター”がチェックオフの場合は、定義した全ての境界条件グループが表示されます。

名称

荷重条件に基づいて使用する境界条件の組合わせ名を入力します。名称を入力して左側の境界グループリストから希望する境界条件グループを選択し、

追加/変更を押すと、選択した境界条件グループが一つの境界条件の組合わせで生成されます。この方法により、いくつかの境界条件の組合わせを生成した後、各荷重条件に必要な境界条件の組合わせを割り当て、各荷重ケースに対して異なる境界条件で解析を行うことができます。

 


荷重ケース & 解析

静的解析の荷重の組合わせと解析の種類が表示されます。静的解析の場合、+ をクリックするとテーブルが拡張表示され、使用者が定義された静的荷重ケースが表示されます。

 


境界グループ組合わせ

左側の静的荷重ケース&解析で使用される境界条件の組合わせを選択します。施工段階解析の際に”変更なし”を選択すると、最終施工段階での境界条件を使用します。

 


強制変位/支点沈下解析ケースで指定した境界条件は他の解析ケースに影響しない

強制変位または支点沈下解析は、該当する節点の自由度を拘束して内部的に支点処理した後、強制変位を与えることになりますが、このオプションをチェックすると、内部の自由度拘束は強制変位/支点沈下に対応する境界条件の組み合わせにのみ含まれます。

 


荷重ケース別の境界条件データの削除

荷重ケース別に設定した界条件データを削除します。

 

NOTE.png 荷重ケース別の境界条件は、使用者が必要とする特定の境界のみを変更します。デフォルトでは、PostCSでアクティブされている全ての境界条件が構造物に適用されます。この機能の作業手順は以下の通りです:
1. [データの選択] で、変更する必要がある境界タイプを選択します。
2. [境界グループ リスト] で、アクティブな状態を維持する境界グループを選択します。
3. 境界グループの組合わせ名を入力し、[追加/変更] をクリックします。
4. 次に関連する静的荷重ケースまたは解析タイプについて、「境界グループ組合わせ」を選択します。
特定の境界タイプを「データ選択」で選択しない場合、そのタイプの全ての境界がデフォルトで構造物に適用されます。

0
コンテンツが役に立ちましたか?