概要
(複数層に跨り)分割された要素を単一部材として指定します。
実行方法
リボンメニュー:設計条件 > 設計詳細制御 > 共通 > 単一部材指定
詳細説明
複数の層に渡り部材を生成すると、一つの部材であっても階を基準とし要素が自動に分割され
ます。
正しい設計のためには、それらの要素を一つの部材としてプログラムに認識させる必要があ
り、単一部材として指定することが可能です。
単一部材は解析及び設計編集において一般的な部材グループと同様に扱われますが、設計結果
が出力されるときには、一つの部材として出力されます。
指定タイプ
単一部材の指定タイプを決めます。手動もしくは自動で指定の条件が異なります。
■ 手動
ユーザーが直接単一部材指定の対象となる部材を選択します。
このときに単一部材と指定できる条件は以下の通りです。
a. 断面サイズ、配筋、材質が同一でなければならない。
b. 部材の連結方向(Local direction)が同一でなければならない。
■ 自動
単一部材指定の対象となる部材をプログラムが自動に選びます。
このときに単一部材と指定できる条件は以下の通りです。
a. 断面サイズ、配筋、材質が同一でなければならない。
b. 部材の連結方向(Local direction)が同一でなければならない。
c. 指定の対象となる部材は、I 端及び J 端以外に他の部材との接合がない状態でなければなら
ない。
選択タイプ
指定タイプを自動にした場合のみ活性化されるオプションです。
■ 手動
単一部材指定の対象となる部材を探す範囲をユーザーが直接指定します。
モデルビューで直接複数の部材を選択します。
■ 全体
単一部材指定の対象となる部材を探す範囲をモデル全体とします。
グループ名称指定
直接入力
単一部材の名称を直接指定します。下部のグループ名前に入力します。
自動
単一部材の名称を自動に設定します。
梁の場合はJB(Joint Beam)、柱の場合はJC(Joint colunm)となります。
単一部材リスト
■ 追加
上記のオプション設定を行った状態で、追加を押すとそれに従い単一部材リストが追加されま
す。
■ 削除
単一部材リストを削除します。