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Time History Analysis Data 作成 編集

時刻歴荷重

機能

  • 時間歴解析のための時間歴荷重を定義します。
  • ユーザーの利便性のために、midas Civil NXは以下の3つのデータ入力方法をサポートしています。

    1.よく使用する時刻歴荷重をファイルに保存し、そこから読み込みます
    2.データベースから組み込みの時刻歴荷重にアクセスします
    3.ユーザーが直接時間関数データを入力します

 

経路

  • メインメニューで [荷重] タブ > [荷重タイプ]グループで「地震荷重」を選択 > [時間歴応答解析データ] グループ > [時刻歴荷重]

 

入力

 

時刻歴荷重の追加

地震波または任意の形態の荷重(車両荷重、歩行者荷重など)の時間歴荷重を新規に入力します


調和荷重の追加

調和荷重関数を持つ時間履歴荷重を新規入力します


修正/表示

入力済みの時間歴荷重を修正/確認します


削除

入力済みの時間履歴荷重を削除します

 


 

「時刻歴荷重の追加」のダイアログ・ボックス


関数名

時間歴荷重の名称を入力し、時間歴荷重の載荷用データの入力機能である「時刻歴節点荷重データ」、「地震荷重制御データ」、あるいは「静的荷重制御データ」で使われます。地震データの場合には、地震の名称が自動的に入力されます。

 


時刻歴荷重データのタイプ

入力するデータの種類を指定します。

無次元加速度 : 時間歴加速度が速度を重力加速度で割った値

加速度 : 時間歴加速度

:荷重(力)

モーメント

無次元無次元値

力またはモーメントが指定された場合、時刻歴荷重は「時刻歴節点荷重データ」で動的節点荷重として定義されます。

無次元加速度または加速度が指定された場合は、「地震荷重制御データ」で地盤加速度として定義されます。

無次元が指定された場合、時刻歴荷重は「静的荷重制御データ」で時間と共に変化する静的荷重として定義されます

 

 


 

スケーリング

時間歴荷重の増減係数を入力します。

時間歴荷重が入力されている状態で、時刻歴荷重データのタイプを変更しても、データの単位が変化するだけで、変更されたデータタイプに合わせてデータが自動的に変換されることはありません。データタイプを変更する必要がある場合、スケール係数を使用して単位変換に伴う増減値を入力することで、すべての時間履歴データの値を手動で変更する手間を避けることができます。

たとえば、無次元加速度が選択された状態で0.1gを入力した後に、単位を加速度に変更しても値の大きさは変わらず、0.1m/s²になります。0.1gをm/s²単位に変換するには、0.1g=0.98m/s²であるため、スケール係数として9.8を入力する必要があります。

 


 

重力加速度

適用された重力加速度が表示され、初期値は「解析モデル基本設定」で変更できます。無次元加速度を選択して時間歴荷重で入力した場合、この値で割って解析に適用されます。


グラフオプション

グラフを軸方向に対数スケールで表現するかどうかを指定します。

 


解説

時刻歴荷重関数を説明する簡単な説明文を示します

 


ファイル読み込み

時間歴荷重を、既存のデータから読み込んで入力する場合、データは拡張子が「.sgs」または「.thd」のファイルであり、次のような形式で作成します

 

'fn.sgs'になっているファイルの形式

*SGSw

このファイルがCIVIL NXの地震データ自動抽出モジュールである『地震波形データ生成』のデータ形式であることを示しています

*TITLE, Elcentro 1940, N-S Component -
*X-AXIS, Second -
*Y-AXIS, Normalized Acceleration -
*UNIT&TYPE, GRAV, ACCEL -
*FLAGS, 0, 0 -
*DATA -
1.00000E-010, 3.50102E-001 -
5.00000E-002, 3.82861E-001 -
1.00000E-001, 5.08226E-001 -
1.50000E-001, 5.17459E-001 -
: -

 

'fn.thd'   ファイルの形式 (ユーザーが入力)

選択肢

** 注釈 - どの場所でも入力可能

-

*UNIT、M、N - 長さ : MM、CM、M、INCH、FEET、GRAV 可能

- 荷重: KG, TON, KN, LBF, KIP
- *TYPE, ACCEL - ACCEL, FORCE, MOMENT 可能

必須事項

*Data
- X1 , Y1 (x : Time, X : Time Function)
- X2 , Y2
- X3 , Y3
- :

 

fn.thd入力例

 

地震荷重の設定

各種地震データをデータベースから読み込み、時間歴荷重として使用します。データベースには、合計32種類の地震加速度データが組み込まれています。

 

「地震荷重の設定」ダイアログ

 


 

 

「調和荷重の追加」のダイアログボックス

 

「調和荷重の追加」をクリックして、正弦時間歴関数を直接入力します。

ユーザーはダイアログボックスの左側の入力フィールドに関数のパラメータを直接入力することで、正弦波を追加するデータ入力方法です。

 


関数名

時間歴荷重の名称を入力し、時間歴荷重の載荷用データの入力機能である「時刻歴節点荷重データ」、「地震荷重制御データ」、あるいは「静的荷重制御データ」で使われます。


時刻歴荷重データのタイプ

入力するデータの種類を指定します。

無次元加速度 : 時間歴加速度を重力加速度で割った値

加速度 : 時間歴加速度

:荷重(力)

モーメント

無次元 : 無次元値

力またはモーメントが指定された場合、時刻歴荷重は「時刻歴節点荷重データ」で動的節点荷重として定義されます。

無次元加速度または加速度が指定された場合は、「地震荷重制御データ」で地盤加速度として定義されます。

無次元が指定された場合、時刻歴荷重は「静的荷重制御データ」で時間と共に変化する静的荷重として定義されます



 

調和荷重関数を構成するための変数入力

A、Cは定数で、fは入力荷重の周波数(Frequency), Dは減衰係数(Damping Factor), PAは位相角(Phase Angle)を意味します。

調和関数の形で時間歴荷重を入力する場合、正弦関数に必要なパラメータを入力し、「グラフ再描画」をクリックすると、右側に履歴荷重がグラフ形式で表示されます。「OK」ボタンをクリックすると、時間歴荷重が保存されます。

 

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