機能
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列車荷重の生成では、高速列車の時刻歴関数のグラフを抽出してプロットします。また、動的な節点荷重を作成して、時刻歴解析を実行することもできます。この機能は、高速で移動する列車の荷重による長スパン橋の振動をチェックすることを目的にしています。
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時刻歴載荷関数が軌道に沿った要素の長さを考慮せずに生成できます。軌道に沿った節点間隔はプログラムによって自動的に検出されます。
経路
メインメニュー:[荷重] タブ > [荷重タイプ:地震荷重] > [時刻歴応答解析データ] グループ > [列車荷重の生成]
入力
列車荷重の生成 ダイアログ
移動軌道の定義
2ポイント : 2点で定義された線上の梁要素は、車線要素として割り当てられます。最初のポイントが開始ポイントになります。
直接選択 : モデルビューで対象の節点をクリックして車線要素を定義します。最初に割り当てられた節点の位置が開始点になります。
節点番号 : 車線要素に関係する節点番号を直接入力します。最初に割り当てられた節点の位置が開始点になります。
オペレーション
追加 : 選択した節点を追加します。
挿入 : 選択した節点を以前に入力した節点の間に挿入します。
削除 : 軌道テーブルで選択した節点削除します。
動的荷重ケース
軸重を動的に載荷して計算するための動的荷重ケースを選択します。動的荷重ケースが定義されていない場合は「...」ボタンをクリックして動的荷重ケースを定義します。
名称
時刻歴載荷関数の名称を入力します。節点間隔に応じて、いくつかの時刻歴載荷関数が生成されます。各関数の名前は 名称_f001、名称_f002、名称_f003、... になります。
車両の規準
”Japan Railway”を選択した場合、
車両タイプ : 軸重タイプの車両荷重として、”N-16”、”P-16”、”P-17”、”M-18”が選択できます。
車両編成数 : 車両の編成数は入力します。
1車両編成の例 - N-16
”使用者定義”を選択した場合、
車両の軸重と間隔を手動で定義します。最初の車軸の長さはゼロにする必要があります。
追加 : 新しい距離と軸重のセットを追加します。
修正 : 既存のデータを修正します。
削除 : 既存のデータを削除します。
挿入 : 既存の 2 つのデータの間に新しいデータを挿入します。
距離 : 軸重荷重間の距離
軸重 : 軸重の値
車両の速度
列車の速度を入力します。単位は km/h に固定されています。
スケール
スケール係数:時刻歴載荷関数に適用するスケール係数
時間
開始時間:載荷を時刻歴に載荷するときの開始時間
開く
既存の列車荷重生成ファイルを開きます。
保存
現在の列車荷重生成ファイルを保存します。
読込み
EXCEL上で軸重と間隔を定義して読み込むことができます。フォームは以下のとおりです。
グラフ表示
各節点の動的列車荷重の時刻歴載荷関数を表示します。