機能
- 影響線荷重(影響線死荷重、自動車荷重、群集荷重)を設定します。
- 入力方法としては、影響線荷重の形式を選択してその形式に合う荷重を入力します。
経路
メインメニュー:[荷重]タブ > [格子計算]タイプ > [格子計算]グループ > [格子計算データ] > [格子計算用荷重]
入力
格子計算用荷重 ダイアログボックス
追加
影響線荷重を始めて入力するか追加する場合に使用します。
名称
定義する影響線荷重名称を入力します。
タイプ
影響線荷重の荷重タイプを入力します。定義できるタイプは以下のとおりです。
タイプ | 内容 |
死荷重 | 死荷重、橋面工荷重などの荷重 |
活荷重 | 道路橋示方書に対応しています。荷重載荷位置は影響線分布によって自動的に決まります。 |
群衆荷重 | 道路橋示方書に対応しています。荷重載荷位置は影響線分布によって自動的に決まります。 |
その他の活荷重 | 使用者が直接活荷重を入力することができます。荷重載荷位置は影響線分布によって自動的に決まります。 |
荷重...
提議した荷重をテーブルで選択した後、”荷重...”ボタンをクリックすると以下のようなダイアログが表示されます。
◎荷重タイプ=死荷重
荷重タイプ
集中:主桁と横桁の交差点、または、荷重ラインと横桁の交差点上の集中荷重
線:線荷重
面:面分布荷重
センターライン
車両の進行方向を表すラインを指定します。
主桁/ライン
橋軸直角方向の荷重載荷範囲を主桁/荷重ラインで指定します。
横桁
橋軸方向の荷重載荷範囲を横桁で指定します。
荷重値
荷重強度を設定します。始端側と終端側で異なる荷重を入力する場合は橋軸直角方向に傾斜がある荷重を指定することができます。ただ、橋軸方向の傾斜荷重は設定できません。
死荷重を”集中”、”線”、”面”タイプで入力する例を挙げると次のととおりです。
1) 面分布荷重
主桁/ラインと横桁の始端側と終端側が異なるように指定
荷重ライン:(L1, L2)、横桁:(C3, C5)
2) 面分布荷重
主桁/ラインと横桁の始端側と終端側が異なるように指定。
荷重ライン:(L1, L2)、横桁:(C3, C5)
荷重値の始端側と終端側に異なる数値を指定
3) 主桁上の線分布荷重
主桁の始端側と終端側が同じになるように指定
主桁: (G3, G3)、横桁: (C3, C5)
4) 荷重ライン上の線分布荷重
荷重ラインの始端側と終端側が同じになるように指定
荷重ライン: (L1, L1)、横桁: (C3, C5)
5) 横桁上の線分布荷重
横桁の始端側と終端側が同じになるように指定
荷重ライン: (L1, L2)、横桁: (C3, C3)
6) 横桁上の線分布荷重
荷重ライン: (L1, L2)、横桁: (C3, C3)
荷重値の始端側と終端側が異なるように指定
7) 主桁と横桁の交点上の集中荷重
主桁と横桁の始端側と終端側が同じになるように指定。
主桁: (G3)、横桁: (C3)
8) 荷重ラインと横桁の交点上の集中荷重
荷重ラインと横桁の始端側と終端側が同じになるように指定。
荷重ライン: (L1)、横桁: (C3)
◎荷重タイプ=活荷重
車両荷重タイプ
L-荷重タイプ-A(載荷長 6m)
L-荷重タイプ-B(載荷長10m)
T-荷重タイプ-A
T-荷重タイプ-B
センターライン
車両の進行方向を表すラインを指定します。
主桁/ライン
橋軸直角方向の荷重載荷範囲を主桁/荷重ラインで指定します。
横桁
橋軸方向の荷重載荷範囲を横桁で指定します。
中央分離帯
中央分離帯の範囲を設定します。指定した範囲には荷重は載荷されません。
主載荷幅
車両進行方向を表すラインと直角方向で定義される荷重の載荷幅です。基本値としては「5.5 m」に設定されていますが、任意にも入力することができます。
活荷重の載荷図
P1等分布荷重
・載荷長 Dによって、 A活荷重、 B活荷重に分類します。
・P1等分布荷重値は、道路橋示方書に基づいて予めプログラム内部に設定されており、荷重値を変更することはできません。
・各成分で使用される荷重値(10 kN または 12 kN) の取扱を橋梁の種類または主桁、橋脚などの部材ごとに変更したい場合は「P1荷重の係数の設定」ダイアログを用いて修正することができます。
P2等分布荷重
・P2等分布荷重の値は径間長 L によって決まり、プログラム内部で計算されます。
・径間長 L は 「スパン長」機能で入力した値が使用されます。
◎荷重タイプ=群衆荷重
群集荷重タイプ
道路橋示方書
日本道路公団仕様の群集荷重を設定します。
センターライン
車両の進行方向を表すラインを指定します。
主桁/ライン
橋軸直角方向の荷重載荷範囲を主桁/荷重ラインで指定します。
横桁
橋軸方向の荷重載荷範囲を横桁で指定します。
荷重値は径間長 L によって決まり、プログラム内部で計算されます。
径間長 L は「スパン長」機能で入力した値が使用されます。
◎荷重タイプ=その他の活荷重
センターライン
車両の進行方向を表すラインを指定します。
主桁/ライン
橋軸直角方向の荷重載荷範囲を主桁/荷重ラインで指定します。
横桁
橋軸方向の荷重載荷範囲を横桁で指定します。
荷重値
荷重強度を入力します。