機能
- 選択した検討断面の応力度を分布図で出力します。
経路
メインメニュー：[部材設計]タブ > [タイプ : 鋼部材設計] > [結果]グループ > [結果分布図]
入力
設計結果分布図 ダイアログバー
設計断面力
「設計規準オプション」の”設計断面力”で選択した断面力です。
同時性断面力で応力照査する際は以下の項目が表示されます。
応力度チェック
軸+曲げ応力度：曲げと軸力によって発生した垂直応力度
- 引張 ：引張応力度
- 圧縮 ：圧縮応力度
- 両方：引張および圧縮応力度
せん断応力度：発生せん断応力度
- Y-軸 : 要素座標系のy軸方向のせん断応力度
- Z-軸：要素座標系のz軸方向のせん断応力度
合成応力度：曲げとせん断による合成応力度
座屈安定性：軸方向力と曲げモーメントを受ける部材に対する座屈安定性
- Y-軸：要素座標系のy軸方向の座屈安定性
- Z-軸：要素座標系のz軸方向の座屈安定性
組合わせ
最大：断面位置1、2、3、4のうち最大または最小の組合せ応力度
1(-y, +z) : 断面位置1での組合せ応力度
2(+y, +z) : 断面位置2での組合せ応力度
3(+y, -z) : 断面位置3での組合せ応力度
4(-y, -z) : 断面位置4での組合せ応力度
許容応力度/比の分布図
許容応力度線の色と太さを指定します。
分布図オプション
倍率 : 応力度の作図比率を入力します。
塗りつぶしタイプ
- なし : 応力度をアウトラインのみで表示します。
- ライン : 応力度の内部を色でハッチングします。
- ソリッド : 応力度の内部を色で塗りつぶします。
方向
- 全体 : 全体座標系に基づいて、分布図が描画される方向を選択します(X、Y、Z)。
- 要素：要素座標系に基づいて、分布図が描画される方向を選択します[主軸(強軸), 副軸(弱軸)]。
表示形式
出力形式を次のように指定します。
1．コンター図
分布図をコンター図で示します。
範囲 : コンターの範囲を定義します。
範囲調整 : コンター輪郭の色の分布範囲を割り当てます。この機能を使用すると、特定の範囲に特定の色を割り当てることができます。
コンター図の最小/最大値の範囲が結果値の最小/最大より大きい場合があります。コンター図範囲の値が結果値を超えると、ランク0およびランク11に入力されます。
色数 : コンターの色数を制御します（6、12、18、24色から選択）。
色相 : コンターの色を制御します。
色相表 : カラーの種類を指定します。
色相表の調整 : コンターの区域別の色を指定します。
コンター図の反転 : コンターの色の変化順序を反転します。
コンターライン : コンターラインの色を指定します。
要素エッジ : 要素エッジの色を指定します。
コンター図オプション : コンター図の表示オプションを指定します。
塗りつぶし
グラデーション : コンターの色の変化をスムーズに表示します。
コンターラインの表示 : コンター色の境界をラインで表示します。
塗りつぶしなし
コンターラインのみを表示します。
単色線 : コンターラインをモノグロカラーで表示します。
コンター値の表示
コンターの範囲を示す凡例または注釈が表示されます。
間隔 : 凡例または注釈の間隔を指定します。
コンター図の高速表示 (大型板/ソリッド要素に適用)
コンター図示における出力時間を短縮するために、単純化したコンター図を表示します。
2．数値
応力度の値を作業画面に表示します。
数字のフォントと色は、”ディスプレイオプション”で設定できます。
小数点以下桁数 : 表示する数字に小数点以下の桁数を指定します。
指数 : 指数形式で表示します。
最小 & 最大 : 最大値と最小値を表示します。
最大絶対値 : 最大絶対値を表示します。
最大 : 最大値のみを表示します。
最小 : 最小値のみを表示します。
制限値(%) : 選択した最大値または最小値に対する応力度の画面表示の制限を設定します。
傾斜角度 : 数値を表示する角度を指定します。
デフォルトの小数点以下桁数は、「プロジェクト>プレファレンス」で制御できます。
傾斜角度 = 0 の場合、数値を節点または要素の右側に水平に表示します。
ここでの角度は反時計回りを基準とし、数字の読みやすさを向上させるために使用します。
3．凡例
作業ウィンドウの右または左に、解析結果に関連するさまざまな参照を表示します。
最大および最小の結果を持つ節点や要素番号が表示されます。
凡例の位置 : 作業画面における凡例の表示位置を示します。
数値表示形式 : 凡例の値のタイプと小数点以下桁数を指定します。
数値を表示する断面
梁要素の応力度を数値で出力する位置を指定します。
I : 梁要素の始節点(N1)で発生する応力度を数値で表示します。
中央 : 梁要素の中央における応力度を数値で表示します。
J : 梁要素の終節点(N2)で発生する応力度を数値で表示します。
最大絶対 : 梁要素(4断面)の5ポイントにおける応力度の内、最大絶対値を梁要素の中央で数値で表示します。
最小/最大 : 梁要素(4断面)の5ポイントにおける応力度の内、最小および最大を梁要素の中央で数値で表示します。
全て : I端、中央、J端における値を同時に表示します。